クリエイティブで、粘り強い!の実現を目指す人と組織のパートナー:合同会社5W1H

「質問力」開発物語

「どうやったら、そういう質問が思いつくようになるのか?」
という疑問に答えるのが大切だと思うに至ったのは...

「高野さんは、ナノテクノロジー分野について学ばれたのに、どうして質問力やフレーム(モノの見方、解釈の切り口)を扱う、心理学や人間科学のような分野の仕事を始められるようになったのですか?」

私が、大学院博士課程中退後、一般企業・非営利組織(NPO)・政府で就業し、社会人として働きつつ博士号(ナノテクノロジー分野)を取得したり、付きっきりの介護をするために一年近く無職生活をしたりした後に、独立・起業に至ったという、少し変わった経歴を持つためか、

人財育成・組織開発コンサルティングやエグゼクティブ・コーチング、企業研修や大学での講義、一般公開セミナーや研究会、読書会などで、冒頭のような質問をいただくことがありますので、この場をお借りしてお答えしておこうと思います。

質問、もっと言えば、コミュニケーションについて比較的まともに学び始めたのは、前職での仕事や私生活においての必要に迫られたためでした。


前職で、日本の科学技術政策決定に資する「国内外の科学技術の動向に関する調査研究・分析・基礎資料作成」に従事し、内閣府総合科学技術会議をはじめとする関係諸機関への調査資料提供などを実施していた頃の私には、

異なる科学技術分野を専門とする研究者どうし、研究者と政府関係者と社会一般、産学官における異分野コミュニケーションなどを円滑に進める必要がありました。


また、私生活においても、医師と患者と介護者との立場・責任や視点の違いを超えた効果的なコミュニケーションを図る必要がありました。


このように、公私両面から自分のコミュニケーション能力を上げる必要を感じて、認知行動心理学的な側面を踏まえたコミュニケーションについて学びはじめました。


具体的に言うと、仕事では、

必要がありました。


その際には、ただ単に科学技術研究の動向に関する情報を収集して終わりというわけではなく、日本の科学技術政策の決定権を持つ人々が下す判断について、納税者や関係者が納得できるような根拠を提示できるよう、情報分析を行うことが求められました。

これは、例えば...

「液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL、電子ペーパーなどといった類似技術の中で、今後10年を見据えた場合には、どの分野にどのくらいの研究費や人財を投資することが、日本として適切か?」

などといった事柄について、科学技術政策の決定権を持つ人々が判断を下すのに必要十分な情報を提示することが求められたということです。

また、科学技術政策の決定権を持つ人々が、類似代替技術と比較した上で、今の段階で何に重点投資するのが適当かという俯瞰的・中長期的な判断を下す際には、

純粋な科学や技術の枠に留まらず、人文社会科学の側面からの検討課題についても配慮することが求められていました。

それは、例えば...

「クローン人間の研究は技術自体としては可能だろうし、医療技術の進展のためには有用である場合もあるが、生命倫理や人権などを考慮した場合に、現段階で、その研究を推進していいのか?」

「水素社会の構築を考えた場合、水素自動車のための水素スタンドのような施設が市街地に増えたら、同時多発テロの標的にならないか、安全性については何を検討する必要があるのか?」

などといった人文社会科学的視点に配慮した上での議論が、日本の中長期の科学技術政策を決定する上で重要となってくるといった事情があるためです。

こういった経験を通して、「目的によって、本質的な問題が何なのか、適切な取り組み課題が何なのかが変わること」「評価のタイミングによって成否の判断が変わる(施策を講じても望む結果が得られるまでに長い期間を要する場合がある)こと」なども学びました。


世界に大きな影響力を持つ、それぞれ異なる専門分野の専門家の方々とお話する際には、少々頑張って事前に予習をしたくらいでは、とてもその内容について、対等に意見交換できるものではありませんでした。

それでも、コミュニケーションの場で、実のある議論を行うには、コミュニケーションの目的に応じた適切な質問を繰り出し、相手の方に話していただく内容をただひたすら聴くのではなく、話の構造を把握しながら精聴し、また確認を繰り返す過程を重ねるにつれて、

次第に、「物事の本質を突く議論に役立った」「コミュニケーション能力が向上したのでは?」という手応えを感じることが増えていきました。

中でも、内容の詳細に踏み込み過ぎず、小学高学年や中学生程度の分別で、全体像を把握し、素朴な疑問をぶつけること(メタ認知を活かした質問を発すること)が非常に有効だったように思います。


前職は、非常にやりがいがあり、貴重な体験の連続ではありましたが、休日を利用して参加していた、ビジネスや起業家向けの勉強会での体験にも心惹かれるようになり、

あるとき、「科学技術政策に、これから先も数十年携わっていきたいか?」と自問自答した結果、「資源配分の方法や人財育成が重要」などに代表されるような、常に数種類の抽象的な結論・提言に帰着する仕事ではなく、「もっと自分が直接何かに関わって変化を起こしたい」と、独立・起業を志すようになっていきました。

そして、独立・起業するのであれば、一貫して「バックグラウンドが異なる人どうしのコミュニケーション」に関わってきた自分の知識・スキル・経験なども活かせるようなことに取り組みたいと考えるようになりました。


その後、認知行動心理学的視点を盛り込んだコミュニケーションについて、さらに学びと実践を重ねる内に、

前職在籍時の私と同じように、必要に迫られて質問力を高めたいと考えている方々、あるいは、当時の私以上に「質問力を高めたい!」と感じていらっしゃる方々のサポートをしたいと考え、現在の合同会社5W1Hを設立しました。

こういった経緯の私だからこそお伝えできる、私ならではの「質問力」とはどういったモノで、どういった疑問・不満・問題などを解消できるコンテンツやサービスを提供させていただくことが、より多くのみなさまの役に立つだろうかと考えてみました。

最初の方の段階で、これまでに普及している「質問力」には、どんな観点のものがあるのかと調べてみたところ、

次のような「質問力」が大勢を占めていることに氣づきました。

  • 責任を追求するだけの、「質問力」の名を借りた「尋問力」
    …質問力の定義が伝える人によって大きく異なり、場合によっては、真逆の内容を指すことがありますので注意してください。
  • 自分の欲しい情報を引き出すだけで相手に何も与えない質問力、あるいは、相手の状況や氣持ちを考慮しない質問力
    …コミュニケーションに関わっている人の立場や事情、所属組織などへの影響を考えない質問力
  • 思いつきで関連性のない質問を次々に繰り出す、乱れ打ち質問力
    …自己満足のための質問力
  • 質問フレーズの選び方や組み立て方を教えない質問力、あるいは、「なぜ今、その質問をされたのですか?」と尋ねられても適切な回答ができない質問力
    …質問力の体得に向けて、何をどう学べばいいのか体系化されていない質問力
  • 構造を意識しながら相手の話を聴けていないために、核心が突けない質問力
    …コミュニケーションの目的を踏まえていない質問力

    … … … etc.

当時の私は、こういった「質問力」の認知状況に怒りを覚えたり、日本ではこの程度のもので満足する人々が多いのだろうかとがっかりしたりしたことをがあったのを記憶しています。

そこで、「このままではいけない!」と、自分が納得できる「質問力」の体系を構築しようと思いました。

そして、「質問力」の体系は、途中、メタ・コーチングを学ぶなどして内容の改善を進め、

次の疑問に答えることができるよう、「フレームワーク質問力®」と名付けて、現在ご紹介しているような形にまで変化を遂げてきています。

  • どうやったら、そういう質問が思いつくようになるのか?
  • 何を、なぜ、どうやって、どこまで尋ねればいいのか?
  • なぜ、モノの見方が変わると、選び出す質問や質問の発し方・組み立て方が変わるのか?
  • 質問は、なぜ、どのようにして、ヒトの認識・感情・行動・結果に違いをもたらすのか? そのメカニズムは、どのように有効活用すればいいのか?
  • コミュニケーションや人間関係と、質問力の関係とは?

    … … … etc.

もちろん、「質問力」のすべてを体系化することができたなどとは思っておりませんが、

質問力を身につけたいという方々が、何をどういう順番で学び、どういうトレーニングを積んでいくのが、質問力習得の近道だと考えているのかという、私自身の経験を踏まえて組み立てたのが、

「目的達成・本質的問題解決・新たな可能性の探求・意志決定に役立つ質問力」=「フレームワーク質問力®」です。

企業をはじめ各種団体研修向けコンテンツ、あるいは、大学での講義としてのカスタマイズや、企業の経営者〜新入社員、起業家、コンサルタント、コーチ、ファシリテーター、トレーナー、教育機関に所属の方々や、講師業、士業、営業、説得、交渉、カスタマーサービスなどの仕事に携わっていらっしゃる方には、弊社「質問力」に参加されることで、次のような効果が期待できます

  • 誤解をなくし、明確なコミュニケーションが図れるようになる
  • 多様な背景を持つ相手との、フレームのズレを調整するコミュニケーション能力が身につく
  • 感情を持った、生身の人間を相手に、繰り返し実践演習が行える
  • 関係者全員が納得して行動し、望む結果を得る質問力とはどんなモノかがわかる
  • ヒトの認知の仕組みや感情について理解を深め、内省を重ねることで、自分の心身状態をコントロールできるようになる
  • 望む結果を出すだけではなく、人間関係も良くする質問力の実践方法がわかる

    … … … etc.

(個別のセミナー、ワークショップ、研修によって、学べる内容は変わって参ります。詳細につきましては、それぞれの情報が掲載されたページでご確認ください。)

期待されるこれらの効果にご興味をお持ちいただけましたら、是非、「質問力」関連セミナーにご参加ください!

実際に、みなさまにお目にかかれるのを楽しみにしております。

以上、合同会社5W1Hの「質問力」開発物語をご紹介いたしました。

長文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

このページのトップに戻る ホームに戻る

無料ニューズレター QOL向上のヒント
メールアドレス * 
お名前 * 
* は必須項目です。 

Copyright © 2006- The 5W1H Company, L.L.C. All Rights Reserved.


TOP