クリエイティブで、粘り強い!の実現を目指す人と組織のパートナー:合同会社5W1H

用語集 〜日本語順〜


掲載用語は漸増予定です。

本用語集内の日本語訳や解説等は、特に断りがないものは、すべて合同会社5W1Hの高野潤一郎のオリジナルです。 どこかに原文があって、そのまま日本語訳しただけというものはありません。 本用語集の情報は著作物ですので、別の場所に転載される際には、「合同会社5W1Hの高野潤一郎によれば....」と明記してください。

「著作権法」で認められる「引用」を超えて、合同会社5W1Hの高野潤一郎の許可なく転載およびそれに類する形式で情報発信されることを禁じます。

著作権・引用・免責事項・個人情報の取り扱い・リンク

違法コピー等によって、著作権者の創作や発明に対する意欲・氣持ちが薄れると、私たちにとって有益な新たな作品・製品等が世の中に出にくくなります。

社会の文化的・経済的発展のためにも、知的成果物の価値を尊重し、保護していきましょう。

[参考情報]
・ 著作者人格権の侵害に関しては、著作権法18〜20条
・ 著作権の侵害に関しては、著作権法21〜28条
・ 差し止め請求権に関しては、著作権法112条1項
・ 損害賠償請求権に関しては、民法709条
・ 著作権侵害の場合の刑事罰に関しては著作権法119〜124条

本用語集は、合同会社5W1Hが扱うコンテンツやサービスに関連する内容について独学・調査される方、会員制勉強会の予習・復習等に役立てていただくことを目的に公開しています。 個別具体的な詳細についてお知りになりたい方は、身近においでの研修講師・コーチ・NLPトレーナー等にお尋ねください。 私の要領が悪く、1つ1つにご回答を差し上げられないのが残念ですが、ご理解の程、よろしくお願いいたします。

アイ・アクセシング・キュー(視線解析) / Eye Accessing Cues

眼球の動きから、相手が特定の脳の情報処理プロセスにアクセスしていると推測する方法。 ※注意 「アクセシング・キュー」の項目を参照

アウトカム / Outcome

成果(アウトプットによって得られる"社会への影響"など)。 具体的で、"適格の条件"を満たす形で表現された望ましい結果。

複数のアウトプットが集積された、総合的な結果なので、当事者だけではコントロールが難しい場合があると言われる。

例:
【アウトプット】→予算が余ったからIT講習会を開催したところ、50名の参加者を得た。
【アウトカム】→その参加者の内、講習が終わってから自分でホームページを立ち上げたりした人が3名いた。
【インプット】→人件費、チラシ制作費など、観光地のキャンペーンにかかった費用
【アウトプット】→キャンペーンの回数、キャンペーン関連ニュースの数、観光客数など
【アウトカム】→キャンペーン活動に影響されて増加した観光客数 など。
本をたくさん執筆する人は、アウトプットが大きいが、本を出したことによって社会への影響が小さかった場合にはアウトカムが小さいと判断されてしまう。 だから、場合によっては、「どういうアウトカムを望むから、そのアウトカムを得る手段として、どのようなアウトプットを行うことが求められているのか。そのアウトプットを行うためには、どのようなインプットが適切か。」というような考え方が求められる場合もある。

アウトプット  / Output

出力(生み出した商品、サービス、論文、特許...)。 本人がコントロール可能。

※「アウトカム」を参照。

アウトフレーミング  / Outframing

新しい"枠組み"(Frame-of-Reference)を創造するため、対象としているすべての"フレーム"の外側あるいはすべてのフレームを越える上位の視点に行くこと。 別の言葉では「"メタ・ステイティング"」という。

アクセシング・キュー  / Accessing Cues

(例えば、「口を開けて、顔を空や天井に向けてスキップしながら、悲しいことを思い出したりして悲しい氣分になってください」と言われても、なかなか悲しい氣分になれないように、身体の使い方(→"フィジオロジー"の項を参照)と、"心"に代表されるような精神作用には深い相関があるという前提に基づいて取り上げられる話の1つ。) 

脳から何かの情報を取り出したりするとき、(それがすでに記憶していた情報であれ、新たに考え出した情報であれ、)その情報が存在する場所にアクセスすることが必要になる。

そして、イメージ情報を取り出すにはフィジオロジーをV(視覚を通して得る情報)にアクセスするモードにした方が都合がいいし、音情報の場合にはA(聴覚を通して得る情報)、身体感覚情報の場合にはK(触覚・身体感覚を通して得る情報)にアクセスするモードになった方が効率的・効果的である。 

このように、“ある特定の"表象システム"で考えやすいようにフィジオロジーを整える方法”を“アクセシング・キュー”という。 呼吸の仕方、姿勢、ジェスチャー、目の動かし方などについて、それぞれアクセシング・キューがあり、"アイ・アクセシング・キュー"は"視線解析"(…映画「交渉人(Negotiator)」などに登場)として知られている。 

※NLPでは以上のように伝えているが、学術的な裏づけという面からすると、五分五分か、信頼性にかけるのではないかという指摘もある(実験内容等が不適切だという指摘をする人もいる)。 

ただ、実際のコミュニケーションの場面においては、(学術的な理由はわからないけれども、実体験に基づく統計上)ある程度、役に立つという人は結構いる。 今後の、より精緻な検証が望まれる。

アズ・イフ・フレーム / As-If Frame

"まるで〜かのように"と、物事を仮定して考える際に用いるフレーム。

目的あるいは目標達成の障害となっているものに意識を向けるのではなく、もし、この目的/目標がすでに達成されているとしたら何を考え、何を感じるか…といったところから取り掛かることで、現在の精神的な負担から解放され、創造的な問題解決法を案出する際などに効果を発揮する。

アセスメント / Assessment

組織が人財を採用・配置・育成するに当たって実施する、その人物の適性評価・査定のこと。 人財育成の分野では、「対象とする人物が、今現在、特定の能力を持っているかどうか、持っているとしたらどの程度かを確認すること」を「アセスメント」と呼ぶ。

アップタイム  / Uptime

意識(注意の向け先)が(脳あるいは皮膚の外側の)外的世界に向けられ、五感を通して得られた情報に敏感になっている状態のこと。

※「ダウンタイム」を参照

アトラクター / Attractor

あるシステム内の動きが向かう固定点・平衡状態。 ヒトの心-身体-情動システムの場合には、私たちが何に価値を認めるか、何に注意を払うか、何に意義を感じるか…といった対象がアトラクターとなる。

アナログ・マーキング / Analogue Marking

他の人に話しかけている最中に、視線・声のトーン・表情・ジェスチャー・接触などの非言語コミュニケーションを用いて、特定の言葉や表現を強調したり、言葉や表現自体とは別の意味・メッセージを加えたりすること。

暴れ馬ステイト  / Dragon States

リソースを欠き、本人のステイトがネガティブ・スパイラルに入り込んで行ってしまっている状態。 自分自身に対して否定的な思考・感情を持つようになったりする。

※ドラゴン(竜、龍)については、神や神聖な存在として表現される場合も、悪の権化として表現される場合もあり、文化背景等によって解釈のイメージが大幅に異なるため、「リソースを欠いたステイト」「コントロールするのが困難なステイト」という意味だけを汲み取り、日本語訳を検討する際に、メタファーを「暴れ馬」に変更した。

※参考「Dragon Slaying 2nd edition」L..Michael Hall

アブダクション / Abduction(仮説的推論、仮説形成; 発想推論; リトロダクション:Retroduction; 遡及的推論などとも呼ばれる)

与えられた命題が正しいか誤りかを決定することを目的とし、宣言的知識を導き出す推論 [ ロジカル・シンキングとして紹介される、「演繹的推論」(deduction)と「帰納的推論」(induction)…着実な論理展開に適した推論 ] と異なり、(知覚対象の観察や実験を含む)経験を説明する仮説を形成する推論をアブダクションと呼ぶ。

アンカー / Anchor

1つの刺激/作用が引き金となって自動的に特定の反応をするように関連付けられた時/状況で、2つのモノ/コトを結合させているモノ、リンク、連結子のこと。 NLPにおけるアンカーの概念は、古典的な条件付けとして広く知られるパブロフの"刺激-反応"に由来する。

アンカリング / Anchoring

アンカー作成のプロセス。 外的世界のモノであれ、(記憶や想像といった)内的世界のモノであれ、見えるもの(ボディ・ランゲージなど)、聞こえるもの(声の調子など)、感覚、匂い、味、言葉などといった"刺激"と、特定の反応あるいは"ステイト"を結びつける過程のことをいう。

アンカリングは、"アナログ・マーキング"や、"アンカーつぶし"のような数多くの変化に関係するテクニックに意図的に用いることができる。

意識 / Consciousness;Conscious mind

意識とは、「目標(配偶者や食物や住みかを見つけるなど)を成し遂げるため」に、経験や知識などで得た種々の(空間、時間、他者との関係などの)パラメーターに関する「多数のフィードバック・ループを用いて、世界のモデルを構築するプロセス」のことである。 人間の意識には、「構築した世界モデルを基に、未来をシミュレートする」能力がある。[ 出典:ミチオ・カク著『フューチャー・オブ・マインド』を基に、合同会社5W1Hにて改変 ]

意識改革コーチング  / Transformational Coaching

考え方、感じ方、人間関係、世界観の変容など、内的世界の画期的な変化をもたらす"コーチング"のこと。 ※「自己開発コーチング」「パフォーマンス・コーチング」を参照

※参考:Levels of Change

一貫性  / Congruence/Congruency

「非言語コミュニケーションと言語コミュニケーション」「言動」「考えていることと感じていること」に矛盾や違和感が無く、内的葛藤や抑圧も無く、調和し一致していること。

もし、あなたの身体が発するシグナルが弱かったり、内部で対立していたりしていたら、あなたの脳は何をすればいいのか、はっきりとわからなくなってしまう(→ブレーキをかけながらアクセルをふかす自動車、足のおもりをつけたままの水泳…)。 

最も"リソース"にあふれた力強い"ステイト"、純粋で迷いのないステイト…こういった、望ましい行動を起こすのにふさわしいステイトには、「一貫性」が求められる。 脳に、矛盾なく一貫したクリアなシグナル(明確な指示)を出してあげるからこそ、脳のパワーが全開となり、素晴らしい結果を上げて当然だと思えるような行動が取れる。

一貫性がないこと、不一致、不調和  / Incongruence

自身の中に納得しきれていない食い違いがあったり、"パート"間に対立や葛藤があるステイト。 会話中の表情のこわばりなども含む、言動の不一致があり、目的や目標の達成に向けて完全には取り組めていない状態。

一般意味論  / General Semanitics

ポーランドの数学者アルフレッド・コージブスキーが体系付けた、記号、特に言語がヒトに対してどのような役割を果たし、ヒトがどのように反応するか、(脳あるいは皮膚の外の)外的世界からどのように内的世界(脳内マップ/メンタル・マップ)を創造するかを研究する言語理論。

※参考 「Science and Sanity」Alfred Habdank Skarbek Korzybski (1933)

一般化 / Generalization

特殊なモノ/コトを捨て、共通のモノ/コトを残すプロセス。

メタ・コーチングやNLP/NSといった分野では、私たちが自身の体験について言語を用いて表現しようとする際、一般化したり理論づけたりする過程で、「○○と言えば△△だとわかってくれるだろう」と相手に頼ったコミュニケーションを図っていることを指す。

例: 自分の中で「パンと言えば、普通、食パンだろう」という思いがある場合、他の人とコミュニケーションを図る際に、「パン」と伝えたら相手も「食パン」を思い描いてくれることを期待しがちである。 ところが相手のこれまでの経験や生活環境、文化などによっては、「パン」という言葉を受け取っても、「あんパン」「とうもろこしパン」「フランスパン」「ライ麦パン」「サンドイッチ」…などを思い浮かべる場合がある。 こういったズレを確認しないままにコミュニケーションを進めた場合には、種々の問題が発生する。

意味  / Meaning

心の中で保持するアイディア。 “対象とするモノ/コトを認知する際に参照する複数のフレーム”から形成されるモノ。

意味論的反応  / Semantic Reactions

物理的な刺激などに対する反応というよりはむしろ、ある人物にとって何か特別な意味を持つモノ/コトへの反応。 意味に対する心-身体-情動システムの反応。

インストール(組み込み、設置)  / Installation

(特に第1世代)NLPでは、「物事のやり方=How(要素の組合せと順番)」を重視しており、本来は、これを心−身体システムに適用して、習慣化させ、スキルや能力といった形で体得させるプロセスを指す。

ただし、NLP/NSを用いる最初の段階としては、アンカリング、メタファー、リフレーミング、フューチャー・ペーシングなどによって、神経系の調整を行うというプロセスを指すことが多い。

インテリジェンス  / Intelligence

(「知性」などと訳されることの多い言葉ですが、文脈によっては「機密情報」などと訳されることもあります。)

現場にいた人しか知らない事実・さまざまなデータ・歴史的経緯・キーパーソンによる内輪の話なども含む、膨大で雑多な情報の山から、対象とする事象の本質につながると思われるものを選りすぐり、多角的な分析を加えてさらに精査し、各種意思決定に役立つ形に編集した上で得られる情報のこと。

インプット  / Input

入力(情報収集、学習、経験…)。

ウィキッド・プロブレム  / Wicked Problem

(一部では「難問」などと区別するため「やっかいな問題」と訳されている場合もある)

単に、解決に至るまでに多くの手順や時間が求められるとか、関係者が多くて問題の構造が複雑であるなどというだけでなく、分析思考・線形思考だけに頼っていては解決できない問題のこと。

さまざまな原因が絡まり合って複雑な状況を生み出しているだけでなく、関係者によって何を問題と見なすかが異なっていたりするなど、「問題設定を明確に行うことが困難」であるため、なぜ現在直面しているような状況が起きているのかが不明であったり、独特の特徴や条件などを備えているため過去の問題解決策が適用できなかったり、問題解決に向けた試験的な取り組みを実施することで、対象とする状況などが変化してしまうために改めて問題設定を行う必要が生じたり、どういう状況になったら「問題が解決した」と見なせるのか判断するのが困難…などといった特徴(のどれか、またはいくつか)を備えた問題のことを指す。

例:高齢化問題、頭脳流出問題、肥満問題、移民問題、地球温暖化問題、持続可能社会の実現問題、テロリスト対策問題、貧困対策問題など

※類語として、「パズル」「課題」「パラドクス」「ジレンマ」「対立」「なぞなぞ」「挑戦」を参照。

ヴィジュアリゼーション / Visualization

心の中でイメージを見るプロセスのこと。

NLP(神経言語プログラミング)  / Neuro-Linguistic Programming (NLP)

認知科学"的"視点に立ったコミュニケーションのモデル。 私たちの用いる言語が、どのように私たちの身体や生理機能に影響を与えるかについて説明する体系。 主観的体験の構造に関して、"メタ"な観点から体系化しようとするモデル。 私たちの思考-感情ステイトを創り出しているメンタル・ムーヴィーの構造を詳述する体系。

NLPは、モデリングを通して、ヒトがどのように機能するかということを追究しようとするモノであって、正確には、心理学に関するモノではない(…広く一般向けの解説時に、"わかりやすさ"を優先して、"実践心理学"などという場合もある)。

ヒトの認知の構造的な観点に立脚し、体験をどのように解釈し、体験にどのように働きかけるか…といった事柄について、実用的な行動指針を与えるものである。

また、世界的に著名な3名のセラピストをモデリングしてスタートしてはいるが、正確には、精神/心理療法に関するモノでもない。

さらに、NLPは催眠に関する言語やプロセスを創り出したけれども、催眠に関するモノでもない。

NLPは、ヴァージニア・サティアの家族システム、フリッツ・パールズのゲシュタルト・セラピー、ミルトン・エリクソンのエリクソン催眠、グレゴリー・ベイトソンのサイバネティクス(人工頭脳工学)および人類学、アルフレッド・コージブスキーの一般意味論、そして、ミラー、プリブラム、ガランター、チョムスキーらの認知心理学の業績を基礎としている。

必要に応じて、NLPを基に開発されたニューロ・セマンティクス(NS)という体系を補完的に用いるのが有効な場合がある。

※NLPの世代について(2007年のNLP国際会議参加時の情報を基に)→第4世代NLPという言葉はよく聞き、第6世代を標榜するものもあったが、定義は人それぞれ。 

目的や状況に応じて、第3世代に分類されるものよりも第1世代に分類されるものの方が効率的であったり効果的であったりするので、「後発のものほど優れたモノとは言えない」。

ちなみに、第1世代NLPとは、ニューロ・ロジカル・レベルでいうところの行動レベル、能力レベルに相当する問題解決が主流であり、第2世代NLPでは、タイムラインや知覚ポジションのワークに代表されるように、身体を意識して信念・価値観レベルに相当する問題解決を行うのが主流である。

第3世代NLPは、アイデンティティ(自己認識、役割、自我など)・ヴィジョン・ミッションおよび組織のような「場」のレベルを意識した問題解決が主流とされている。

※参考:NLPとは

NLPコーチング / NLP Coaching

詳細はこちら → QOL向上のヒント第34号:"NLPコーチング と "メタ・コーチング"

エイ・ディー  / Ad (Auditory digital)

私たちが用いる言語、数式や音符のようなシンボルといったディジタル表象のこと。

エグゼクティブ  / Executive

やるべきことが何か?を自分で判断し、それを成し遂げる人物。 業種・地位・肩書き・年齢などとは関係ない。

エグゼクティブ・マインド / Executive Mind

自分の中の様々な想いを持つ心を制御し、最終的な意思決定などを行う、より上位の心。

エコロジー  / Ecology

種々の考え・感情・能力・信念や価値観などといった自分自身の内面のみならず、人間関係、関係者の利害、有用性、生産性、身体および精神の健康、時代背景や社会的意義、組織のあるべき姿…などを含めた、より広範な環境やシステムのことを指す。

エコロジー・チェック / Ecology Check

「エコロジー・チェックをする」という場合には、システム内における各要素の動的平衡や一貫性といったことについて吟味することを指す。

「アウトカムの実現に関係する人々が、Win-Winの関係(自分も相手も、それぞれの当事者が欲しい結果を得る状況)になっているか」、「望ましくない結果が副産物として生まれそうにないか」、「家族、友人、職場、社会など全体の調和を考えて、アウトカムの設定で何かを削除したり、追加したりする必要がないか」確かめること。

エコロジー・チェックによって、アウトカムや途中の目標(ゴール)、アプローチの方法を修正したりすることがある。

エピジェネティクス / Epigenetics

ガン研究などから、「(遺伝子が持つ情報は変えずに)遺伝子の振る舞いを、環境によって変化させることができる」ことが明らかになってきている。 これは、さまざまな経験を通じて、染色体上のスイッチが切り替わり、遺伝子の活性が長期的に変わってしまうということ。 遺伝子の変異なしで、遺伝子の活性を決める化学的な標識が遺伝子に付くことを「エピジェネティック」修飾と呼び、「エピジェネティクス」という分野の研究が注目を集めるようになっている。

エマージェンシー・プラン / Emergency Plan

危機発生後の緊急事態対応計画;たとえ、後継者候補が事故で亡くなったり、他社に引き抜かれたりしても、組織の健全な経営が継続できるようにしておくための計画。

エンゲージメント / Engagement

「自主性を尊重した社員間における業務上の取り決め」や「会社のために自発的に貢献しようとする状態」を指す。

エンパワーメント  / Empowement

「権限委譲による社員の業務への主体的関与の推進」や「権限を与えること」(組織構成員の自由裁量権の増大)、「目的や目標の達成に向けて、新たに強力なリソースを追加するプロセス」などを指す。

1980年代の女性の権利獲得運動の中で使われるようになった言葉で、元々は、社会や組織の構成員1人1人が発展や改革に必要な力をつけるという意味の言葉であった。

OJT / OJT(On-the-Job Training)

実務経験を通して、業務上必要とされる知識や技術を身につけるトレーニング方法のことを指す。 従業員を職務遂行の過程で訓練すること。

外的世界 / External World

事象・環境・言動・態度・結果など;皮膚の外側あるいは脳の外側の世界; 「客観的」[ 関係者の間で最大公約数的な主観的 ] 認識のことを指す。

概念化 / Conceptualization

体験知を、言葉や図などを用いて表現することで経験知に変換し、伝達・共有・蓄積・加工などができるようにすること; 複数の個別具体的な事柄の共通点を取り上げ、対象となる事柄とは、概ねこういうものだと説明できるようにすることを指す。

コンピューターを用いた例で言えば、個々のファイル内容を見るだけではなく、同じ事柄に関するファイルをまとめて1つのフォルダとして見たり、さらにフォルダ間の関係(ディレクトリ構成)を俯瞰的に把握したりした上で、他の事柄との共通点や相違点あるいは因果関係や相関関係について考えることや、フォルダやファイルの分類法をまったく新しいものに変えることなどを、概念化能力があると称する。

ハーバード大学のロバート・カッツ教授は、マネジャーに求められる3つの能力として、専門的スキル・対人関係スキル・概念化スキルを提唱した。コーチングの場面では、クライアントはコンテンツの専門家であり、対象領域における専門的スキルはすでに習得していると見なし、コーチはヒトや組織の変化プロセスの専門家として、対人関係スキル・概念化スキルの部分に関して支援を行う。

細部に囚われず、物事を大きな文脈から捉え、「自分自身」(在り方/言動/態度など)や「取り組み中の課題」を大きな枠組みや潮流の中に位置づけることができる場合に、「概念化能力がある」「概念化能力が高い」と言う。

海馬 / Hippocampus

事実(知覚したパターンや解釈)を記憶する際に、補助的な働きをする部位。 海馬そのものに記憶機能はない。 ←「感情(≠情動)」に関係

会話 / Conversation

情報交換・関係構築を主とするコミュニケーションのことを指す。(弊社では、対話と区別するよう心掛けている。)

会話では、クリティカル・シンキングは不要
対話では、クリティカル・シンキングが必要
会話では、情的配慮力が特に重要
対話では、情的配慮力に加えて、知的判断力が非常に重要

※詳細は、ニューズレター第153号を参照。

カオス / Chaos

ほんのわずかな初期条件の違いが、時間が経つにつれて、予測できないほど大きく異なる結果を生む現象のこと。ひとつひとつの要素の挙動は、連続的で決定論的に予測できるという性質があるけれども、総体としては、非連続的でデタラメな挙動をしているように見える現象のこと。

科学リテラシー / Scientific Literacy

一般に、社会生活を送るために必要な「読み書きの基本的能力」、あるいは、○○分野における「学習経験・教養があること」を「リテラシー」(literacy)と呼ぶ。 米国国立教育統計センターの定義によれば、「科学リテラシー」(scientific literacy)とは、「個人としての意思決定、市民的・文化的な問題への参与、経済の生産性向上に必要な、科学的概念・手法に対する知識と理解」のことを指す。

学習の4段階 / The Four Stages of Learning

「無意識、無能力」(知らないし、できない)
 ↓
「有意識、無能力」(知っているけど、できない)
 ↓
「有意識、有能力」(知っていて、意識すればできる)
 ↓
「無意識、有能力」(意識していなくてもできる)
…歯磨き、自転車の運転など

確証バイアス / Confirmation bias

一旦、自分の解釈・仮説・評価などを持つと、それらを裏づける情報ばかり集めて自分の意見や態度を強化し、例外・反例を軽視・無視してしまうこと。

課題 / Issue/Task

「ありたい姿(有効性・可能性・効果性が期待できる望ましい状況)」と「現状」のギャップ(これから主体的に取り組む事柄)を指す。

例:「岩をどけること」「岩を破壊すること」「手前に穴を掘って岩を落とすこと」「岩を乗り越えて進むこと」「岩を迂回する(別の道を進む)こと」「(棒高跳びなどで)岩を飛び越すこと」など

自分(たち)で意識して設定するもの; 解決のために何に取り組むか、設定するものであり、問題(症状)と区別することが重要である。

価値(観) / Value(s)

特定の"コンテクスト"において、重要だと見なす「考え、感情、体験、人物…といった"メタ・レベル"の現象(…○○を大切であるとする"信念"←"名詞化"したモノ)」のこと。 価値判断の基準、モチベーションの源泉(←"身体感覚"の要素を含む)。 

含意フレーム / Frame By Implication (FBI)

暗に、仮定や前提が組み込まれたフレーム。

感覚 / Sensation

刺激に基づく、素材的・分析的な意識経験を表現する場合に用いられる。 例:視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、圧覚、痛覚、冷覚、温覚、運動感覚、平衡感覚、内部感覚など

※emotion(情動)やfeeling(感情)との区別が大切。

感謝する  / Thank

2つ以上の状況や出来事を「比較」して、"自分で認識・解釈できた"「恵み」を、「身に沁みて嬉しい!」と感じ、その恵みをもたらしてくれた相手に対して、自然に湧きあがった氣持ちを(陰に/陽に;直接的に/間接的に)表明すること。

感情 / Feeling

認知や解釈に基づく、主観的な体験の性質で身体的変化は少ない(認知的側面)。…ノーマルの神経回路を使用、個人差大 例:氣持ち、興味、嫉妬、情操など

※emotion(情動)やsensation(感覚)との区別が大切。

※扁桃核(へんとうかく) …事実に付随する情動を記憶 ←主に情動に関係

※海馬(かいば)…事実(知覚したパターンや解釈)を記憶 ←感情に関係

例:自分の方に向かって歩いてくるのが片思いの異性だと認識できるのは「海馬」の働きで、あの人が近づいてくると思っただけで急にドキドキしたりするのは「扁桃核」の働き。

※参考:QOL向上のヒント第20号:情動・感情・感覚と思考?コントロールするのは?

基準、標準、尺度  / Criteria…criterionの複数形

価値観など、特定のコンテクストにおいて重要だと認識する要素。 判断や決断の拠り所。

帰属エラー / Fundamental attribution error

対象とする事象の原因について考察する際に、関係者の性格など、観察対象の特性ばかりを重視し過ぎて、前後関係や周辺状況などを軽視し過ぎる傾向のこと。

キャリブレーション(カリブレーション) / Calibration

姿勢、視線、呼吸の仕方、表情筋や肩周りの筋肉へ力の入り具合、表情、声のトーン…およびそれらの変化、話している内容と身振り手振りの一貫性、違和感など、相手の無意識的・非言語的コミュニケーションについてよく観察することで、相手のステイトなどについて理解すること。

わずかな兆候を手掛かりとして、相手の内的反応を推測したりすることで、効果的なコミュニケーションが図りやすくなる。

キュー  / Cues

相手の内的表象やストラテジーなど(といった主観的構造)を知るための手掛かり。 姿勢、呼吸の仕方、声(音質、調性)、身振り手振り、視線解析、用いている言葉など。

旧・Π型人財 / Old Π-type Human Capital

領域横断的能力(メタ・スキル)の習得について体系的な学習を行っていないスペシャリスト、コミュニケーション能力などが未開発の多能工を指す。

※詳細は、ニューズレター第101号を参照。

キュレーター / Curator

最近では、「大量の情報の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有する人」を指すことが増えてきている。

強化者  / Reinforcer

変化軸モデルの「定着・改善軸」の上で、"メタ・コーチ"が果たす2つの役割の内の1つ。 "アウトカム"の達成に向けて、何がうまく機能するかに氣づき、クライアントと共に喜び、クライアントに"フィードバック"、承認や励ましを与えることを通して、試験的に起こした変化を習慣化させる(→能力やスキルとしてクライアントの身につく)サポートを行う。

共感覚/通様相性現象(つうようそうせいげんしょう)/Synesthesia/Intermodality

異なる"モダリティ"(様相)間で、相互影響が現れる現象。 1つの"表象システム"から別の表象システムへの自動的な連結があり、「目にした数字それぞれに、別々の決まった色を見る」「特定の形に味を感じる」などといったことが起きる共感覚者は、10万人に1人程度の確率で存在するとも言われる。

協創対話 / Co-Creative Dialogue

関係者との間で、「真実」「解決策」「新たな可能性」を探求するための、関係者との粘り強い対話。

共同創造者  / Co-Creator

変化軸モデルの「創造軸」の上で、メタ・コーチが果たす2つの役割の内の1つ。

クライアントと協働して、ブレインストーミング・ヴィジョンの創成・計画の立案・目標設定など、"アウトカム"達成に向けて「インナー・ゲーム」のサポートを行う。

※「ゲーム」を参照

共和制(直接民主制、間接民主制) / Republican form of government(Republicanism)

政権代表者を選んだ責任は選挙権を持つ自分達の責任。 役割が異なるだけで対等な人間関係。前提として、多数決≒正当という考えがあることは危険、あれこれよく考えるがために合意に達するまでに非常に時間がかかって政治が停滞する、誰もを対等に扱って衆愚政治となる可能性があるといったデメリットもある。

クルーシブル  / Crucible

継続的な学習の成果が入り混じる、変容のための“るつぼ”。

君主制(専制君主制、立憲君主制)  / Monarchical system(Monarchism)

悪政は他人(君主)の責任。政治の善し悪しは君主個人の資質に依存するところが大きい。 人々は政治について深く考えず、従うことが求められる。

主従関係があり、指導者に対する批判や非難を公然と行えない。 善政を行う指導者であれば、改革・問題解決や決断の迅速さ、秩序といったメリットを人々に与える。

経験 / Experience

体験そのものを指す場合に加え、「体験から得た知識や技術など」を指す場合がある。 体験と比較して、より「一般的で間接的」なものを指す場合がある。 [ コーチングなどに詳しい方向けの補足…「経験」は、主に、メタ・レベルの「解釈に基づく描写」(地図)を指す。]

※弊社では、「体験」と区別するよう心掛けている。

啓発者 / Awakener

(現状感じている各種の苦痛から逃れるというモチベーションだけでなく、)本人や当該組織の心をつかんで離さない将来を描き、それに向けて前進せずにはいられないという状況に持ち込めれば、本人や当該組織の変化・成長を、より自発的に進めやすくなる。

そういった状況を生み出すため、メタ・コーチングのセッションの中で、新しい可能性、ヴィジョン、価値などを呼び覚ますといった事柄に取り組む際に、メタ・コーチが果たす役割を「啓発者」と呼んでいる。

ゲシュタルト(経験の統一的全体) / Gestalt

「全体は、部分の総和以上のものである」を示すドイツ語。 類似した感情に基づいて神経学的に結合した記憶の集合体、印象。 複数の変数を加えると、各要素からだけでは導き出すことができない、新たな特性が発生することがよくある。

ゲーム / Game(s)

目的やルールの存在下における活動や相互関係を表す用語。 目的やルールを設定した、私たちの仮想世界やマトリクスを創造/描写するフレーム。

メタ・コーチングやNLP/NSといった分野で、私たちが演じるゲームは、どのように他者と関わり、話し、交流するかについて言及している。 インナー(内的)ゲームは、構想や計画などに代表されるような、心および概念的なゲームを指し、アウター(外的)ゲームはパターン化された行動などを指す。

※参考 「The Inner Game of Tennis Revised Edition」W. Timothy Gallwey

ゲーム意識(ゲーム自覚) / Game Consciousness

目的は何で、関係者は誰で、誰がルールを設定して、どんなステイトが引き出されて…という、「ゲーム」に氣づいていること。

顕在記憶 / Explicit memory

頭で覚え、意識に上る記憶のこと。 言葉を用いて表現できるため、陳述記憶/宣言的記憶(declarative memory)とも呼ばれる。 また、言葉に依らない、場所の記憶なども含む。

顕在記憶には、「昨日、Mさんと墨田区に行って東京スカイツリーを見た。」というような、日常に起こる「エピソードの記憶」や、「東京スカイツリーは、2011年11月17日に、ギネス・ワールド・レコーズ社より世界一高いタワー(高さ634メートル)として認定された自立式電波塔だ。"634=むさし"の響きは、東京・埼玉・神奈川の一部を含む大規模な地域を指す武蔵国を連想させる。」というような「意味・知識の記憶」が含まれる。

顕在化、導出/喚起[←状況によって、意味が異なるので使い分ける]  / Elicitation

Elicit の項を参照

検査者  / Tester

変化軸モデルの1つ「定着・改善軸」の上で、"メタ・コーチ"が果たす2つの役割の内の1つ。

「カイゼン(改善)」の精神に則り、反応の強みと弱みをチェックしたり、パフォーマンス等に関して"フィードバック"を行ったりする。 必要に応じて、"共同創造者"の役割に転じ、新たな変化を起こすためのサポートを行ったりもする。

効果的  / Effective

「アウトカム・結果に対する評価」が大きいこと。 どれだけインプットしたか、リソースを投入したかについて考える場合には、「効率的」かどうかを併せて考える。

効率的  / Efficient

「(アウトプット・アウトカムに対する評価)/(インプット・投入したリソース)」が事前の予測より大きいこと。 どういった期間で評価するかなどによって変化する。

五感情報描写(五感を通して得られた情報に基づく描写)  / Sensory-based description

何らかの評価を含む描写と異なり、直接観察可能な情報や、五感を用いて検証可能な情報、あるいは実証可能な"見る-聞く-感じる"といった言語のみに基づく描写を指す。

コーチング / Coaching

コーチングとは、クライアント(コーチング利用者;個人あるいは組織)の個別具体的な目標の達成に向けた変化を促進する技芸/プロセスや、コーチ(コーチング提供者)がクライアントと築く関係性・協働して進めるプロセスを指す。 また、クライアントが過去に学び、未来を描き、現在を生き切るために、コーチとの対話を通して、学習・実践・(思考・行動のクセ、自己認識、世界観などの)変容を促進する手段であるとも言える。

また、弊社では、
・目的達成に向けた、定期的・客観的な軌道修正
・緊急ではないけれど、重要な物事に取り組む習慣形成
・問題症状への対処と本質的問題の把握
・課題解決に向けた、持続的な取り組み
・多様な視点を踏まえた、意思決定の質向上
などの「学習支援」であるとも考えている。

"コンサルティング"・"トレーニング"・"セラピー/カウンセリング"・"メンタリング"と重なる部分もあるが、これらの「特定分野の専門的知識・スキルを持っていないとできないモノ(…コンテンツに強く依存)」とは基本的に異なる活動である。

※詳細は、ニューズレター第33号を参照。

コーポレイト・ガバナンス / Corporate Governance

企業統治;株主の利益をあげるために経営者がきちんと経営を行っているか、株主の立場に立って(株主総会によって選任された取締役たちが)監視する制度。

コーポレイト・ユニバーシティ / Corporate University

「企業内大学」とも呼ばれる、企業内人財育成を戦略的に実行する制度・枠組みのことを指す。

プロフェッショナルな様式としては、"コンサルティング"・"トレーニング"・"セラピー/カウンセリング"・"メンタリング"と重なる部分もあるが、これらの「特定分野の専門的知識・スキルを持っていないとできないモノ(…コンテンツに強く依存)」とは基本的に異なる活動である。

コミットメント  / Commitment

徹底的に関わり、責任を取ること;情報がコモディティ化した社会で重要度が高まった経営資源であり、文脈によっては、社員の情熱や忠誠心と訳される

※参考 「やると決めている、決意している、決断している、心に誓っている、周囲に公言している」ということを、英語で「“コミット(commit)”している」という。 コミットという動詞が名詞になったものを「コミットメント(commitment)」といい、「(〜の/〜するという)約束、公約」という意味を持つ。 (commitmentsと複数形になると、“義務”とか“責任”という意味になり、commit to Xで、Xへの“献身”、Xへの“係わり合い”、Xへの“参加”といった意味になる。)

コメント / Comment

解釈、意見、評価、判断、先入観や仮定に基づく批判、自分の考え(←時に、押しつけとなる)、その場で起きていて欲しい事柄(主観的な願望・理想像)や現状とのギャップ、自分の信念・期待・意図・歴史などといったフレーム(特定の切り口)から観た、出来事・他者像情報などを指す。

コンサルティング  / Consulting

特定分野の専門家が、問題解決を目指した分析・診断に基づいて、「指導的・処方的」な「提案や選択肢の提示」や「問題解決の実施」を段階的・継続的に行うこと。

コンストラクト  / Construct

意味を構成する場、体験の場。

コンテクスト  / Context

前後関係、背景、状況。 コミュニケーションの目的・相手との関係性などのように、「コンテンツ」(話の内容、出来事)に意味を与える枠組みのことを指す。

「特定場面における質問フレーズの暗記」を主眼とする他社様の「質問力」と異なり、弊社「フレームワーク質問力®」では、「コンテンツとコンテクストの相互作用で生じる意味」のやり取りがコミュニケーションの本質であるという理解の下に、「質問力」を高める内容について演習を通して学んでいく。

コンテンツ(中身、内容) / Content(s)…単数形は抽象的な意味か成分の量、複数形は具体的なモノを指す。

(WhatやWhyといった疑問に答える)出来事の詳細。 (Howといった疑問に答える)プロセスや構造と対照的。

混沌として先が読めない世界 / VUCA World

Volatility 変動性, Uncertainty 不確実性, Complexity 複雑さ, Ambiguity 曖昧さ の頭字語

困難 / Difficulty

複数の問題がある状況。

コンピテンシー / Competency

特定の仕事において、安定的に高い業績をあげている人財に共通して見られる行動特性;成果創出能力を指す。

コンピテンシー獲得能力 / Meta-Competency;Transferable Skill

「変化に適応する過程で、新たな能力を自ら学習していく能力あるいは行動特性(他の分野にも適用・応用可能なスキル)」、「『事業内容や事業環境の変化に応じて求められる新しい能力』を身につける能力」のこと。

※詳細は、ニューズレター第134号を参照。

コンプライアンス / Compliance

公正・適切な企業活動を通じ、社会貢献を行うために、法令のみならず社内規程・マニュアルを遵守することや、倫理に則って活動すること。

コンプライアンスを基礎に企業文化を改善し、不祥事の発生といったリスクを回避する、「コンプライアンス経営」に取り組む企業が増えている。

コンフリクト / Conflict

相対して並び立つこと。利害関係の密接なものどうしが張り合うこと。⇔ 並立=同時に並び立つこと。

※類語として、「パズル」「課題」「パラドクス」「ジレンマ」「なぞなぞ」「挑戦」「ウィキッド・プロブレム」を参照。

サウンドバイト  / Sound bite

短いフレーズで主張を繰り返しアピールする手法。

作業 / Operation

事前に、(誰かが)頭で考えた仕事のやり方や進め方(計画)に従って、たんたんと/順序良く、定型的に身体を働かせ、おおよそ投資した時間に比例する成果が得られるもの。(単純作業、肉体労働といった表現が用いられる場合もある。)

削除("省略"と訳す人もいる)  / Deletion

体験を描写する際に、欠落してしまった部分。 神経学的・言語学的に、その主観的な体験を表象する際に、何かの情報が失われるプロセス。

サティア・カテゴリー / Satir categories

家族療法家のVirginia Satirによって開発された、5つの非原語コミュニケーション・パターンのこと。 

詳しくは→サティア・カテゴリー

サニティ・ライン / Sanity Line

コーチなどが精神の正常さを保つために意識することが求められる、重要な境界線のこと。

サブモダリティ(→正確には"メタ・モダリティ") / Sub-modality (to be precise→"Meta-modality")

"内的表象"の映画的特性[イメージ、音、感じ…]…心の映画に現れる具体的な個々の特性をコード化、各表象システムの特性から生まれる(例: Vのサブモダリティ…色、形、動き、明るさ、深さ; Aのサブモダリティ…音量、テンポ、音色…; Kのサブモダリティ…圧力、温度、感触…; 当事者(アソシエイト)、傍観者(ディソシエイト)など)。

出来事はニュートラルであって、サブモダリティの加工の仕方を変えることで、思い出す感情・印象が変わる。(…出来事をどう加工するか→氣持ちに影響、氣持ち…五感を通して感じる)

 「サブモダリティを変える」ということ=「結果(感情)を生み出す原因(サブ・モダリティ)を変える」ということ…サブモダリティを変える→記憶の質が変わる→氣持ちが変わる。

アナログ・サブモダリティ→まぁまぁ○○、ほどほどに○○; デジタル・サブモダリティ→Yes/Noで答えることができる; クリティカル・サブモダリティ→たいていの記憶は、大きく影響を受けている特定のサブモダリティを持っている。

※サブ・モダリティを検出・編集するにはメタ・レベルに行く必要がある。 心の映画が持つ映画的特性(サブ・モダリティ)は、モダリティの上位に位置する。∵ 映画的特性を創るときには、映画から距離をおき、質に関する編集を行い、自分の望む特性をフレーミングして、近づけたり明るくしたり別のサウンド・トラックをつけたりする。この点で、「サブ(下位の)」という接頭語は誤解(誤ったメタファー)を生ずる。 "表象"の映画的特性(サブ・モダリティ)は、一端編集されて脳にインストールされると、表象の内部に存在するように思える。しかし、それはその特性が体験の内部や下位にあるからではなく、より上位の枠組みの本質が表象の内部に降りてくるからである。

参考材料/参照材料  / References

私たちがモノを考える際、比較する際に用いるさまざまなリソースのこと。

360度フィードバック / 360-degree Feedback

多面評価、360度評価などとも言われ、対象とする人物について、上司、同僚、部下などあらゆる角度から評価することを指す。

幸せ / Happiness

喜び(現在の利益, 感性) と 意義(未来の利益, 理性)の同時体験。 …タル・ベン・シャハー@ハーバード大学の定義

自我の強さ  / Ego-strength

望む変化や成長のために有益な情報であれば、耳障りなものでも心地よい内容のものと同様に公平に耳を傾ける精神的な強さのこと。

自我が強ければ、自分と対立するものの見方を受け入れ、対立を収拾する勇氣が持てるし、集団の中でも批判的な意見が出るように促し、多様性を認めるだけの自信を持つことができる。

また、自分や所属組織の欠点を認めて改善することができるし、実力を充分に発揮していない関係者には毅然とした態度で臨み、曖昧さに対処できる。

思考力  /  Ability to Think

質問を創り出し、それに答える能力。質問と回答を繰り返すプロセスを進める能力。

自己開発コーチング  / Developmental Coaching

信念、価値観、理解、フレーム、アイデンティティなど、内的世界の進化的変化をもたらす"コーチング"。 従来の思考・行動パターンから抜け出し、新たなレベルの可能性を追求する。

※「意識改革コーチング」「パフォーマンス・コーチング」を参照

※参考:Levels of Change

自己実現  / Self-Actualization

潜在的に持っている才能、知性、ヴィジョンなどを、課題に挑戦するなどしながら引き出し、現実のものとするプロセス。 日常生活を、意義ある目的を達成するための"フロー"の連続に変えること。 

自己実現のプロセスとしては...

「自分や関係者にとって重要な目的が何かを明らかにし、その目的 達成の意図を持つ → 内的世界の意図を外的世界の行動に転換する → 特定の目的達成のために種々の行動が統合され、しばしば"ゾーン"や"フロー"と呼ばれる状態を体験する → その過程で、意識に調和 ・秩序・"一貫性"がもたらされ、人生の一瞬一瞬が意味を持つようになる」

といった構造が一例として挙げられる。

仕事 / Work

状況(変化)に依存した意思決定・個性・創造性などに基づいて、身体や頭を柔軟にand/or緻密に働かせて取り組むもの。(生計を立てるために行うことを指す場合もある。物理学分野における定義は省略。)

システム思考 / System Thinking

さまざまな要素の複雑なつながりを「システム」として捉え、構造の全体像を俯瞰し、その複雑な挙動を理解して、システムそのものの改善を図るものの見方」を指しす。
[ 出典:「システム思考」ジョン・D・スターマン/東洋経済新報社 ]

実現者 / Actualizer

変化軸モデルの「創造軸」の上で、"メタ・コーチ"が果たす2つの役割の内の1つ。 

ブレイン・ストーミング、ヴィジョンの策定、企画や計画の立案...などのインナー・ゲーム(目的やルールなどを持つ、内的世界における活動)を、アウター・ゲーム(脳や皮膚の外にある現実世界における活動)の実際の行動やパフォーマンスに翻訳するのをサポートする。 クライアントの能力を引き出し、(試験的な)変化を生じさせる。

シーズ / Seeds

「新技術・新材料・新サービスなど」のこと。 新しい技術で○○ができるようになったから、その技術を生かして新製品を作ろうなどと研究開発を進めるやり方の基になるモノ。 基礎研究やプロダクト・アウトの研究の基になるモノ。

システム / Systems

全体の機能に影響を及ぼす複数の要素からなる、相互作用パターンの集合。 "システム思考"や"ダイナミクス(動力学)"は、どのようにシステムが機能することを認識するか、あるいは、システムのインプット(入力)・スループット(処理量/処理能力)・アウトプット(出力)などについて意識を向けている。

質問力 / Inquisitive Mind

「真実」「解決策」「新たな可能性」を探求する能力;観察・対話・実験などを行いつつ、適切な質問ができる能力のこと。
また、「さまざまな分野におけるコンピテンシーを獲得する力」(コンピテンシー獲得能力)の1つを指す。

ジャングルジム・モデル  / Jungle Gym Model

ロバート・ディルツが開発した、NLPで最初の全体論的モデルで、知覚ポジション、過去・現在・未来の時間、ニューロ・ロジカル・レベルの3つを、X、Y、Zの3次元座標軸として表現した図表のこと。

※参考 第2の全体論的モデルがリチャード・バンドラーが開発したDHE(Design Human Engineering)、第3の全体論的モデルがマイケル・ホールとボブ・ボーデンハマーが開発したメタ・ドメイン・モデル(メタ・モデル+メタ・モダリティ+メタ・プログラム+メタ・ステイト)とされている。

※参考:Jungle Gym

守破離(しゅはり) / First Learn, then Detach, and finally Transcend

守:ひたすら師の教え(既存の型)を守り、基本を身につけるよう繰り返す段階。

破:独創性を発揮し、既成概念に工夫・応用を加え(既存の型を破り)、それを発展させる段階。

離:新たに独自の型を生み出し、既存の型・師の下を離れる段階。

状況リフレーミング(コンテクスト・リフレーミング)  / Context Reframing

「これは、どんな状況であれば適切な反応と見なせるでしょう?」といった質問に答えるような解釈を見つけること。 「どんな行動や反応も、役に立つ場面はある」といった前提に基づき、「問題」とされた行動・反応などを異なる状況に置くことで、その行動・反応に新しい意味・価値を見出す。

…意味はコンテクストに依存するため、コンテクストを変えるとそのものが持つ意味が変わる。 意味は絶対的なモノではなく、相対的なモノ(←一般に、500mlの水は100数十円程度の価値があるとされてスーパーやコンビニで売られているが、砂漠を飲まず食わずで2日間歩いてきた人にとっては、莫大な価値を持つモノになるのと同じ理屈)。

情動(文脈によっては、わかりやすさを優先して"感情"と訳することもある) / Emotion

急激な生理的変化や本能に基づく身体的反応が伴う心の作用(生理学的側面)…近道の神経回路を用い、短時間で起動、個人差少ない。 例:食料を得るための"接近"行動や、敵に対する"攻撃/回避"行動などをとる心の作用。

※feeling(感情)やsensation(感覚)との区別が大切。

※扁桃核(へんとうかく) …事実に付随する情動を記憶 ←主に情動に関係

※海馬(かいば)…事実(知覚したパターンや解釈)を記憶 ←感情に関係

例:自分の方に向かって歩いてくるのが片思いの異性だと認識できるのは「海馬」の働きで、あの人が近づいてくると思っただけで急にドキドキしたりするのは「扁桃核」の働き。

※参考:QOL向上のヒント第20号:情動・感情・感覚と思考?コントロールするのは?

叙述語 / Predicates

特定の表象システムにアクセスしていることを示していると考えられる、五感を通して得られた情報に基づく言葉で、対象とするモノ/コトに関する主張や断定を伝える。

例: 「理解する」という不特定叙述語は、「〜と見て取れる(視覚的叙述語)」、「〜と言うことができる(聴覚的叙述語)」、「〜を指し示している(身体感覚的叙述語)」などに言い換えることも可能であり、本人が選んだ言葉から本人がどのような感覚を用いて(内的/外的)世界を捉えているのかを知る手掛かりとなる。

処置 / Treatment

処置(Treatment)と処理(Processing)

弊社では、状況の変化に即座に対応できるような「具体的で柔軟性のある"処置"」と、対象とするシステム全体を見渡して、解決の方向を決める基準となるような「やや抽象的かもしれないが、汎用性と一貫性を備えた"処理"」を区別するよう心掛けている。

【 処置 】は「『直感』的な理解が可能な変化に対応すること」(変化の後手に回ること;戦況に適応する「戦術」のようなもの)であり、

【 処理 】は「『直観』的な理解に基づき、『臨界点』や『レバレッジ・ポイント』を把握した上で事前に適切だと思える手を打つこと」(手の施しようのない大問題が発生することを未然に防ぐことなど;戦況を創り出す「戦略」のようなもの;ヴィジョンや価値観などのように、いざという時に臨機応変に対応するための判断基準やガイドラインとなりうるものを決めておくこと)を指している。

叙法助動詞 / Modal Operators

必要性・可能性など、その人が機能する/行動するために用いているモードを示す言葉(例: できる/できない、能力がある/ない、〜すべき/すべきではない など…英語だと、can, cannot, possible, impossible, have to, must などを指す)。

"メタ・モデル"に関係する、言語に関わる用語の1つ。  modus operandi: (ラテン語の)操作方法、(仕事などの)仕方 からきている。

処理 / Processing

処置(Treatment)と処理(Processing)

弊社では、状況の変化に即座に対応できるような「具体的で柔軟性のある"処置"」と、対象とするシステム全体を見渡して、解決の方向を決める基準となるような「やや抽象的かもしれないが、汎用性と一貫性を備えた"処理"」を区別するよう心掛けている。

【 処置 】は「『直感』的な理解が可能な変化に対応すること」(変化の後手に回ること;戦況に適応する「戦術」のようなもの)であり、

【 処理 】は「『直観』的な理解に基づき、『臨界点』や『レバレッジ・ポイント』を把握した上で事前に適切だと思える手を打つこと」(手の施しようのない大問題が発生することを未然に防ぐことなど;戦況を創り出す「戦略」のようなもの;ヴィジョンや価値観などのように、いざという時に臨機応変に対応するための判断基準やガイドラインとなりうるものを決めておくこと)を指している。

ジレンマ / Dilemma

対象とする問題に対して2つの選択肢が存在し、そのどちらを選んでも不利益を被ることがわかっているため、意思決定できていない状態を指す。

※類語として、「パズル」「課題」「パラドクス」「なぞなぞ」「対立」「挑戦」「ウィキッド・プロブレム」を参照。

新・Π型人財 / New Π-type Human Capital

領域横断的能力(メタ・スキル)に優れ、必要に応じて新しい領域について学習する能力や全体像を把握する咀嚼力を備えた人財を指す。

※詳細は、ニューズレター第101号を参照。

シングル・ループ学習 / Single-Loop Learning

詳細は、ニューズレター第109号を参照。

神経言語  / Neuro-Linguistics

1936年にアルフレッド・コージブスキーが紹介した、言語(コミュニケーションや思索のために用いる、音声や文字で表現された言葉、数式、音符、図柄などといった記号の体系)と神経系(神経系統、脳)の結びつきを全体論的に要約している用語。 神経系がどう言語を処理し、私たちの言語化にどう反応するのかについて示している。

人材 / Human Resource

特定機能重視で、他者と取り換え可能
[http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no81.html より転記]

人財 / Human Capital

理念や企業文化を踏まえて、判断・行動できる企業の財産
[http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no81.html より転記]

深層構造  / Deep Structure

変形文法(←特に断らない限り、一般にはチョムスキーによって提唱された変形生成文法を指す)分野の用語で、情報発信者の意識の奥深い部分にある、具体的な表現(表層構造)のベースとなる抽象的な統語(単語を繋げて句・節・文を作る際の配列や関係の)構造を指す。

信念 / Beliefs

対象とするモノ/ コトの意味することを確実だと思える感覚。 数多くの"参考材料"に基づいており、強い感情を伴うこともあるが、検証可能な"証拠"には基づいていなくても、信じている事柄を指す。

私たち自身が創り上げた、因果関係・意味・セルフイメージ・他者のイメージ・行動...などに対する一般概念。 信念はその人の価値観と密接に関係しており、さまざまな場面で、(フレーム同様)私たちが現実をどう知覚し、解釈するか、何が"真実"かを決めるのに大きな役割を果たしている。

NLPには、いくつかの信念変更パターンも存在している(…目的や目標を達成する際などに、障害となる思い込みなどに対処する)。

※参考:ビリーフ(Belief)

ステイト(心身の状態)  / State

私たちの脳内、体内で起こっているすさまじい数の神経科学的反応・生理学的反応の総計(例: 愛情、尊敬、自信...といった各種の状態)のことを指す。アイディアや意味によって引き起こされ、非常に動的・流動的であり、私たちの考えや行動に大きな影響を与えている。

"ステイト"を構成する2つの要素:

(1)内的表象(…心の中で、何をどのように見て、どのようなことをどんな調子で言ったり聞いたりしているかということ)←脳内マップ

(2)フィジオロジー(physiology:生理機能、生理機能の状態と使い方…筋肉の張り具合・緩み具合、飲食物、呼吸の仕方、姿勢など、すべての生化学的状態と使い方。身体の使い方。 →感情変化の有力な手段)

ステップバック  / Step Back

時間をとって、考え、感情、身体反応、言語表現、行動、あるいは体験について氣づき、そしてそれに応えて/ついて/関連付けて、考えたり感じたりすること。 "ステイト"、"メタ・ステイト"、メタ・フレームや心理学的レベルを創り上げる体験の"メタに行く"こと。 

ストラテジー(…一般的に用いられる"戦略"という言葉と区別するため、あえてカタカナ表記)  / Strategy

"アウトカム"達成あるいは体験の創造のための、思考-行動プロセスを記述する"内的表象"(V, A, K, 言葉)の順序(→要素の組合せと順番)。

"T.O.T.E."(Test, Operate, Test, Exit)という線形モデルで記述された主観性の構造を指す。 私たちは、ストラテジーに従って、認知的に神経系(身体、生理機能、情動)を特定のステイトにしていると解釈される。

ストラテジーとは、“主観的世界をつくりあげる際”、“ある目標を達成する際”に用いる、「"表象システム"の活用順序(目標達成のための思考と行動の順序)」を指す。

ストラテジーは、主に"ニューロ・ロジカル・レベル"の「能力」レベルの話(How)に関係するが、同時に、信念・価値観から大きな影響を受ける“知覚フィルターの一部”であるとも考えることができる。 …望ましい「行動」レベルの結果、あるいは望ましい「環境」レベルの結果を得るために必要な情報処理プロセス。

ストラテジーを表現する際には、V, A, Kのほかに、添え字のe(externally)とi(internally)を用いて、次のように表す。 Ve:外界を見る場合 Vi:こころにイメージを描く場合 Ae:外界の音を聞く場合 Ai:こころで音を聞く場合 Ke:外界からの触覚 Ki:記憶をもとに得られる身体感覚

身近な例: Ae(目覚まし時計の音が聞こえる)→Ai(うるさい、消さなきゃ)→Ke(手を伸ばす)→Vi(目覚まし時計の場所を記憶でたどる)→Ke(目覚まし時計を探り当てて消す)→Ai(さぁ、もう一眠り!)

ストラテジー分析 / Strategy Analysis

脳が"プログラム"や"現実"を創造する際に、どんな順序で情報処理を行っているかを調べるNLPで用いられるプロセスをいう。

NLPを学んだ人は、優れたパフォーマンスを発揮している人の思考・行動パターンを、第三者が学んで利用できる(モデリングできる)ように、"ストラテジー"の導出/分析を行う。

「ストラテジーのモデリング」は、“料理の方法を学ぶこと”に対応している。 それは、@材料(表象システム)を知り、Aそれぞれの質と量(メタ・モダリティ)を確認し、B正確な順序(料理の手順、ストラテジー)を学ぶことに対応している。 ストラテジーの導出/分析=各種"アクセシング・キュー"や"感覚の叙述語"を認識して読み取ること。

例: 「朝、目覚まし時計で起きる」ストラテジーについて考える場合→「朝、目覚まし時計で起きるという状況で、あなたが一番初めにする、あるいは考えることは何ですか?」などと尋ねることで「表象システム」を明らかにする。 それがわかったら、「その次には何をしますか?」などと、「朝、目覚まし時計で起きる」という一連の流れが終わるまでの経験について尋ねていく。

…ここでは、「メタモデル」や「キャリブレーション」を駆使して、「表象システムとその順序」を明らかにしていく。 途中、相手が「次は何をするかよくわからないなぁ」などという場合には、仮にそのときに相手が右上を見ながら言ったのであれば、次のプロセスはViの可能性があるので、「何か見えますか?」などと助け舟を出してあげることができる。

SMARTな目標設定法 / SMART Goal setting

目標設定を行う際に重要な5つの要素の頭文字をとった「SMART」という目標設定方法のこと。

"スライト・オブ・マウス"パターン / "Sleight of Mouth" Patterns

会話の中で"意味"を変容させる"リフレーミング"のパターン。 "Sleight of Hand(手先の早わざ、手品)"という表現と似て、相手が氣づいていなくて、より関係者に力を与えるようなフレームに意識を移すことを指す。

後に、より包括的に体系立てられた"マインド・ラインズ(Mind-Lines)"に発展を遂げている。 →現在、"マインド・ラインズ"は、合同会社5W1Hが提供する"フレーム・チェンジ(Frame Change)"へと、さらに再体系化・改善の道をたどっている。

精聴 / Precise Listening

相手の感情の解放や相手との関係性などを重視して、ただひたすら聴く「傾聴」とは異なり、特定の目的達成や問題解決、意思決定などといった変化につなげるため、話の構造や相手の情報処理プロセスを意識しながら聴き、必要に応じてコンテクストなどについても、こちらから丁寧に確認を重ねたりする精密な聴き方を、弊社では、「精聴」と表現している。

※「コンテクスト」を参照。

世界モデル / Model of the world

各個人が認識している世界(現実、経験、出来事など)。各種現実・経験・出来事などに対して、私たち自身が生成する"脳内マップ/メンタル・マップ"。

セラピー  / Therapy

メンタルヘルス分野の専門的なトレーニングを受けた、セラピストやカウンセラーといった人が行う活動のこと。 利用者は、制限から解放されたり、傷ついた感情を癒されたり、自尊心が増したりする。

セラピストやカウンセラーの立場が上で、利用者の立場が下となり、意識は主に「病状・誤り・異常性」や「原因」に向けられる。

※「コーチング」を参照

潜在記憶 / Implicit memory

身体で覚え、意識に上らない記憶のこと。手続き記憶(procedure memory)とも言う。 自転車に乗る、水中を泳ぐといった「技能に関する記憶」、計算や作業工程など「認識や行動の仕方の記憶」などがある。

戦術 / Tactics

戦略(Strategy)と戦術(Tactics)
弊社では、目的を達成するために、有利な状況を創り出したり設定したりするのが『戦略』(…全体構想に相当)で、その戦略を受けて、個々の状況に適応し、資源を有効に活用するのが『戦術』(…局地戦での構想に相当)と区別している。  関連表現や類似表現はいろいろあるようだが、例えば、「戦術の失敗は戦闘で補うことはできず、戦略の失敗は戦術で補うことはできない」といった言葉は広く知られている。

前提  / Presuppositions

当該コミュニケーションが意味を成すよう、当然のこととみなされる仮定やアイディアのこと。 コミュニケーションの土台となるもの。

戦略 / Strategy

戦略(Strategy)と戦術(Tactics)
弊社では、目的を達成するために、有利な状況を創り出したり設定したりするのが『戦略』(…全体構想に相当)で、その戦略を受けて、個々の状況に適応し、資源を有効に活用するのが『戦術』(…局地戦での構想に相当)と区別している。  関連表現や類似表現はいろいろあるようだが、例えば、「戦術の失敗は戦闘で補うことはできず、戦略の失敗は戦術で補うことはできない」といった言葉は広く知られている。

戦略実行 / Strategy Execution

その計画を実行し、設定した目標を達成するプロセスを指す。…何かの分野の突出した能力ではなく、多次元に渡る総合的能力の発揮が求められる。

組織 / Organization

意義・価値のある、共通のヴィジョンの実現・目標の達成に向けて、「相互にやり取りのない人々が機械的に役割分担を行って仕上げる成果よりも、顧客にとって、より望ましい新たな価値が付加された成果」を生み出すことを企図して、コミュニケーション&コラボレーション(協働)が進められるよう体系化(関連付け、配置)された人々の集まり。

ゾーン  / Zone

平静な心、筋肉の緊張のほぐれ、現在性、認識力の向上…といった感覚を同時に経験する"フロー"状態、潜在能力を発揮して意義ある課題の解決に当たっているときの至高体験。

第1ポジション  / First Position

現実世界を、あなた自身の視点から認識するときに用いる立場。 当事者意識の立場。

体験 / Direct Experience

自分自身で実際に、見たり、聞いたり、触れたり、嗅いだり、味わったり、試したりする/したこと。「生々しい直接性」を伴う。 [ コーチングなどに詳しい方向けの補足…「体験」は、主に、プライマリ・レベルの「五感情報描写」(現地)を指す。]

※弊社では、「経験」と区別するよう心掛けている。

第2ポジション / Second position

現実世界を相手の視点から認識するときに用いる立場。 相手の身になって、相手の立場でモノを考えるときに用いる。

第3ポジション  / Third Position

現実世界を、第三者の視点から認識するときに用いる立場。 傍観者意識で、当事者とその相手の両方を観察している立場。

タイプ / Type

初対面の人と出会ったとき、相手が「何屋さんか」、「どこの出身か」、「血液型は何か」…といった情報を得ることで、安心するといった経験は?

これは、初対面の相手を「タイプ分け(=レッテル貼り)」することで、目の前にいる人がある程度どんな人かわかったつもりになることと深い関係がある。

そしてタイプ分けをすると、「俺はこういう人間だから仕方が無い」、「あの人は○○タイプだからねぇ。」などと、「Aさん = Bという性質・特徴」という固定化された認識が生まれてしまいがちである。

これに反して、NLPでは、人の「タイプ」ではなく、その人の、その状況における、そのときの「パターン」に着目する。

「タイプ…共通の性質や特徴をもつ人やモノのグループ」、「パターン…物事が起こったりなされたりする場合の決まったやり方」 パターン(やり方)に着目するというのは、「今のAさんは、Bというパターンを採用しているのね。(今後、CとかDとか違ったパターンを採用することもできるのね)」という考え方。

人の変化や成長のサポート・人材育成・人材開発に関わる方は、「人の成長や変化を認めづらい考え方」の“タイプ分け”の他に、「考え方、態度、行動、習慣、結果、成果...は、やり方次第で変えることができる!人は変われる、成長できる!」という“パターン分け”の考え方にも慣れていくのがいいかもしれない。

心理学関連の話や日常生活で、よく「○○タイプ」という表現を見かけるし、私自身、面白いので、「こういう状況では、Aさんは○△タイプ、Bさんは△□タイプ」などと表現することもあるが、基本的な考え方として、NLPでは「タイプ分けを避け、パターンに着目する」ということを覚えておかれることを勧めている。

タイムライン  / Time-line

自分自身にとっての過去・現在・未来という「時間」の構造を、自分自身にとっての「空間」の構造としてどのように認識しているかを表す"メタファー"(…記憶したり想像したりする視覚情報や聴覚情報の保存・処理方法などに関連していると考えられ、本人がどのように時間構造をコード化しているかを示しているとされる)。

例えば、「あなたにとっての○年前はどこ?○ヶ月前、○週間前、○日前、○時間前、○分間前はどこ?現在はどこ?○分後、○時間後、○日後、○週間後、○ヶ月後、○年後はどこ?」などと尋ね、それぞれ指で指し示してもらう。 それらの点をつなぐと、その人のタイムラインとなる(…人によって、渦巻状だったり、3次元だったり、折れ線だったり、ヘアピンカーブを描いたり、さまざまである)。

対話 / Dialogue

目的達成・課題解決を主とするコミュニケーションのことを指す。(弊社では、会話と区別するよう心掛けている。)

会話では、クリティカル・シンキングは不要
対話では、クリティカル・シンキングが必要
会話では、情的配慮力が特に重要
対話では、情的配慮力に加えて、知的判断力が非常に重要

※詳細は、ニューズレター第153号を参照。

ダウンタイム  / Downtime

五感を通して得られた情報に基づいて"氣づく"状態と異なり、意識(注意の向け先)を自身の内面に向け、心の中の思考・想像・記憶などに氣づき、それらを見たり、聞いたり、感じたりしている(軽いトランス)状態のこと。 ※「アップタイム」を参照

多重序数詞 / Multi-Ordinal

"We fear fear.", "Can you love love?", "We can feel anger at anger."といった例に見られる言語的特徴(Korzybski "Science and Sanity(1933)", 拡張メタモデルの中の名詞化に分類される)。

ある言葉がその言葉自体に言及して、意味を成す。

多重記述 / Multiple description

同じモノ/コトを、複数の異なる視点("知覚ポジション"、モデル、"フレーム"など)から表現するプロセス。

ダブル・ループ学習 / Double-Loop Learning

詳細は、ニューズレター第109号を参照。

探求者  / Prober

変化軸モデルの「決断軸」の上で、メタ・コーチが果たす2つの役割の内の1つ。 クライアントの現在の内的世界や"フレーム"について、より多くの氣づきを引き出し、何を変化させることが求められるかを発見するサポートを行う。

丹念に調べて、引き出す/探り出すこと / Teasing out

対象とする事柄・体験内で作用している、"メタ・レベル"や埋め込まれた多層の"フレーム"の「構造」を徐々に解きほぐし、コーチとして働きかける「変数」を突き止めるプロセスを指す。

知覚フィルター / Perceptual Filters

外的世界を認知する際に私たちが意識せずに用いている"色眼鏡"のこと。

私たちは、その人固有の体験、記憶、信念、価値観、メタ・プログラム、決断、言語、文化、などによって形成された"情報フィルター"を通して、モノ/コトを"知覚"しており、その人が持つ世界観に強い影響を与えている。

※参考:刺激と反応の“間”

知覚(の)ポジション / Perceptual position

詳細はこちら→知覚ポジション

※「ジャングルジム・モデル」を参照

チャンク/チャンキング  / Chunk/Chunking

チャンクは、情報の塊(範疇、枠組み、対象とする状況や体験をくくる大きさ)のこと。

「アポロ計画」や「東京ミッドタウン計画」など大きなチャンクは、数多くの課題を含む。

自分にとって大きすぎるチャンクは意欲を下げる原因となる場合があるため、適切な質問によって行動可能なチャンク・サイズにまで分割する(個別具体的・分析的・部分的にする・詳細化する)ことがあるが、このプロセスをチャンク・ダウンという。

逆にチャンク・サイズが小さすぎると、目の前の課題に取り組む意味・価値を感じないといった弊害が生じることがある。

そういった場合には、適切な質問によってチャンク・サイズを大きくする(包括的・総合的・抽象的・全体的にする・一般化する)ことがあり、このプロセスをチャンク・アップと呼ぶ。

チャンク・アップやチャンク・ダウンのように、コミュニケーションの目的に合わせて、チャンクのサイズ/ニューロ・ロジカル・レベルなどを適切に上下させることをチャンキングという。

挑戦 / Challenge

能力やスキルが試される新しい/難しい問題。

※類語として、「パズル」「課題」「パラドクス」「ジレンマ」「対立」「なぞなぞ」「ウィキッド・プロブレム」を参照。

挑戦者  / Challenger

変化軸モデルの「モチベーション軸」の上で、メタ・コーチが果たす2つの役割の内の1つ。

今まで氣づいていなかった現実、あるいはきちんと向き合うことを避けてきた現実を直視するのを手伝うメタ・コーチの役割。 クライアントの、望みどおりになっていない物事・現状への嫌悪感・反発・このままでいたくない氣持ち・現状を好転させたいという氣持ちを喚起する。

直感 / Gut Feeling

説明や論証抜きで(五感以外の感覚が働いて)感覚的にピンとわかることを指す。

直観 / Intuition

判断・推理などに依らず瞬間的に対象の本質を(視覚的に)捉えること、またその内容を指す。

ティーチング / Teaching

「命令・指示・説明・アドバイス」などによって、知識やスキルを持つ人が、知識やスキルを持たない人に「既成概念・フレーム・答え」などを与える。

TDサーチ(誘導探索、遡及(そきゅう)的探索、連想起源探索) / Transderivational Search(TD Search, TDSなどと略)

高野としては、「現在の言動や判断を選ぶ際に参照した”過去の記憶や内的表象”を探るプロセス」「表層構造で把握している”意味”を連想することになった起源・由来に関わる深層構造を探るプロセス」「意味の連想起源を探るプロセス」というTDSの元々の意味を尊重して、「TDサーチ」あるいは「連想起源探索」という言葉を用いることが多い。

TDサーチは、ミルトン・エリクソン(催眠療法家)の言語パターンを説明する際に、ノーム・チョムスキーの言語モデルを基に、ジョン・グリンダーとリチャード・バンドラーが導入した概念で、"タイムライン"、"アンカリング"、"メタモデル"に絡むさまざまなNLPスキルの基礎となっている。」

例: 「クリスマス」という言葉を聞いたときに、目の前で起きている出来事に関連付けて、人がどんな意味の探求を始めるかということは、その個人のこれまでの体験によって異なる(…「クリスマス」という言葉が、アンカーのトリガー(引き金)となっている。

それは、ある人は「宗教的なイベントおよびそれに伴う感情など」を思い出し、ある人は「恋人とのイベントおよびそれに伴う感情など」を思い出し、ある人は「年の瀬の家計のやりくりおよびそれに伴う感情など」を思い出し、またある人は「家族愛を連想させるイベントおよびそれに伴う感情など」を思い出し…と異なるためだ。

そのため、特定のテーマについて意見交換等を行っている際に、コミュニケーション相手が ”過去のどんな参照体験(単数/複数)に基づいて、現在のその言葉・表現・判断を選んでいるのか” について、メタモデルを用いて知ることが重要となる場合がある。

TDサーチを行い、現在直面している課題の根本原因となっている過去の記憶・"内的表象"を特定できたら、さまざまなNLPスキルを用いて、それを本人にとってより"リソースフル"なモノに変えるなどといった対応も可能となる。

徹底的 / Thorough

他の人から見て、異常だと思われるくらいにやること。

適格の条件 / Well-Formed(ness) Conditons

"アウトカム"の設定には、適格の条件を満たすことが求められる。適格の条件についての定義もいろいろあるが、どれにも共通するのは、

@肯定的な表現であること、A自分自身で行うこと(自分が主導し継続すること)、B達成の度合いが評価可能なこと("五感情報描写"を用いて、証拠が確認可能なこと)、C"エコロジー・チェック"...だとされる。

交渉やWin-Winソリューションを求める際のツールとしても有効。

適材適所

対象とする人財の能力・特性などを適宜評価し、その人財にふさわしい課題や役割を与える(経験から学ばせる)アプローチを指す。
※「適所適材」とは逆のアプローチ。

適所適材

事業戦略に基づいて、人財育成に注力したい特定の役職を決定してから、その役職にふさわしい人物を採用したり、その役職にふさわしい人物となるよう育成したりするアプローチを指す。
※「適材適所」とは逆のアプローチ。

哲学 / Philosophy

どうやって対象とするモノを認知し、どうやって対象とする事柄を経験したのかという、原因と結果の法則を知ろうとする活動。 表面化している現象の本質を探る活動。 対象者がその信念を持つに至ったプロセスの検証。

※一般的には、「人生観や世界観など、対象者が獲得した基本的な信念(体系)」のことも「哲学」と表現。

デビルズ・アドボケイト / Devil's Advocate

議論を通して、「創造的摩擦」や「対立」を引き起こし、見落としを発見したり、今までの議論よりも一段高い視点を得たりするために、反対意見を意図的に述べる人のことを指す。

等価の複合概念  / Complex Equivalence

メタ・モデルの分類にある「歪曲」の言語パターンの1つを表す用語。 異なる2つの意見が1つの発言の中でつながれることで、あたかも、2つの発言が同じことを意味しているように感じさせる言語パターン。

例: 彼が約束の時間に遅れてきたのは、彼女を愛していないからよ。

洞察力 / Insight

問題症状に惑わされずに、対象の本質を見抜く力; 対象をそれまでとは違った視点から多角的に考察する力;目的達成に向けて、適切な課題を設定(見極めたり、発想したり、・調整したり)する力のこと。 また、上記すべての根幹を成す観察・質問・思考・対話を行う力のことを指す。

当事者状態 / Association 

記憶を再生したり、新たな体験を想像したりする際に、まさにその状況(考え、表象、メンタル・ムーヴィー、ステイトなど)を実体験しているかのように、自分の目を通してモノを見たり、自分の耳で音を聞いたり、自分の身体で感じたりしている"ステイト"。 

当該状況の中に身を置いて、モノ/コトを(一般的には感情を伴って)知覚している状態。 これに対して、"傍観者状態"は、当該状況の中から抜け出し、当該状況の中にいる自分を(一般的には感情を伴わない形で)知覚している状態。

T.O.T.E.(トート/トーテ)モデル  / T.O.T.E. model

George A. Miller, Eugene H. Galanter, and Karl H. Pribram("Plans and the Structure of Behavior"(1960))らが、行動主義心理学で用いられていた「刺激(Stimulus)-反応(Response)モデル」に、認知心理学とフィードバック・ループを加えて開発したフロー・チャート・モデル「テスト(Test)-行動(Operate)-テスト(Test)-終了(Exit)」。

NLPでは、ロバート・ディルツ、リチャード・バンドラー、ジョン・グリンダー、ジュディス・ディロージャーが、さらに意識されていない"ストラテジー"を明らかにするため、"表象システム"や"サブモダリティ(メタ・モダリティ)"などを考慮に加えて進化させた。

トラブル / Trouble

状況としての困難・悩み・苦しみ。

トランス(状態) / Trance

外的世界に意識を向けている状態から、完全に内的世界に意識を向けている状態の間の遷移状態。 意識が自分の内面に向き、内的世界の経験を明確に自覚したり、自分自身をよりコントロールできているといった感覚を持ったりする状態。

例: 何かを思い出しているときの状態、単純作業等をしながらの白昼夢の状態(高速道路の長い直線部分を運転しているときに考えごとをしている状態など)、眠る直前や起床直後の状態など

トリプル・ループ学習 / Triple-Loop Learning

詳細は、ニューズレター第109号を参照。

トレーニング  / Training

意識を「スキルの習得」、「知識を他の文脈で用いることができるようになること」に向け、「実践練習」・「ドリル」・「ロールプレイ」などを行うこと。

内的世界 / Internal World

言動・態度・結果などの背景にある「思考や感情」;皮膚の内側あるいは脳の内側の世界; 自分自身の「主観的」な解釈・評価・推論・信念・価値観などに基づいて再構成された認識のことを指す。

内的世界の論理(心理)  / Psycho-Logics

ヒトの心身システム内で生じる意味が独特であることを示す言葉。 内的世界では、当事者の体験をどのような"フレーム"を通して解釈し、分類するかということで、その人なりの"論理"が創り上げられる。

※Psychologic(s) あるいは Psychology と表現せず、"Logic(論理)"に"Psycho-(精神の、心理の、脳の)"という接頭語が加えられたことを強調した表現を用いることで、当該者の内面世界が客観的な論理によって、誰にでもすぐに受け容れられる形で筋が通っているわけではないことを示している。

内的表象  / Internal Representations

私たちの心の中で創造したり、保存したりしている情報の、"意味のある"パターンのこと。 心の中で、何をどのように見て、どのようなことをどんな調子で言ったり聞いたりしているか、どんな感じや匂いや味が組み合わさったモノかということ。

(脳や皮膚の外の)外的世界について、内的世界でどのように情報を再構築しているかということ。

「脳内マップ」「メンタル・マップ」「脳内映画」「心の映画」とも呼ばれる(…静止画でも動画でもありうる)。

内容リフレーミング(コンテンツ・リフレーミング)  /  Content Reframing

「これには、他にどんな意味があるだろう?」といった質問に答えるような解釈を見つけること。 一見、出来事をネガティブなモノだと思っても、視点を変えることで新たにポジティブな意味・価値を見出す。 目的達成や課題解決に向けて、出来事や経験の意味・価値をコントロールすることを狙って、柔軟に視点を移動する。

なぞなぞ / Riddle

出題者が心に抱く答えが正解である問題のこと。

※類語として、「パズル」「課題」「パラドクス」「ジレンマ」「対立」「挑戦」「ウィキッド・プロブレム」を参照。

二次(的)利得 / Secondary Gain

他者からは望ましいとは思えず、問題とみなされる行動であっても、そして、それが他者にとってどんなに理解しがたい方法でも、実はそれは、本人にとって、別の次元の肯定的な意図を果たすのに有効な行動であって、その行動を通して、本人が得ている利益を指す。

例: タバコを吸うという行動の場合→喫煙自体は、自分の身体にも周囲の人の健康にも良くないことはわかっていても、リラックスできる、手持ち無沙汰を防ぐ、自分の時間を持つ、人づき合いを保つ…といった肯定的な意図、二次(的)利得も内在している。 禁煙するには、こういった肯定的な意図を満たす別の方法を探すことが求められる。

ニーズ(欲求)  / Needs

ニーズとは、必要・需要などのことで、消費者が持っている△△という欲求を満たすために、"□□という技術を開発しよう","この技術とあの技術を組み合わせよう"などと研究・製品・サービスの開発を進めるやり方。

場合によっては、実用研究とか応用研究と呼ばれることもある。 マーケット・インの研究。 また、「欲求段階説」などで有名なエイブラハム・マズローは、生き残るために不足しているものを補おうとする「欠乏欲求」と、欠乏欲求がある程度満たされた後に顕在化する自己表現・自己実現の「成長欲求」があるとした。

主に、生物学的ニーズや個人主義などに基づいて、「欠乏を満たそう」「恒常性を保とう」とする人を対象とするのが、「カウンセリングやセラピー」であり、一方、ポジティブ心理学や対人関係性に基づいて、「自己成長しよう」「私たちにはどんな経験をすることができて、どんな人間になれるのか表現しよう」とする人を対象とするのが「コーチング」である。

ニューロ・セマンティクス(NS、神経意味論) / Neuro-Semantics (NS)

認知行動モデル、発達心理学、自己実現心理学を統合し、"意味"の創造・使用・表現によって人がどのように機能するかについて説明する体系。

NSは、私たち自身が創り上げた意味が心の中の映画という表象といったレベルだけでなく、 その表象に関するすべての、より高次のフレームについてのことだとする"意味と有意味性(semantics, 意味論)"についての体系である。

私たち自身が創り上げて設定する"表象とその意味"は、心の中のフレームのみならず、私たち自身の身体 (neurology, 神経学)を通じて現れる感情・スキル・ステイト・能力などといったモノを創造する。

NSの特徴は、メタ・ステイトやフレームの再帰性・多重性・流動性・柔軟性に代表される"非線形思考・システム思考"であり、「"知っていること"と"実践していること"のギャップを埋めるために、"考えていることを身体に落とし込むために"、何にどのように働きかけることが有効か」に意識を向けている点である。 NLPを基に開発された体系で、必要に応じて、NLPを補完的に用いる。 

※参考:
NS(ニューロ・セマンティクス、神経意味論)とは?

ニューロ・ロジカル・レベル  / Neuro-Logical levels

グレゴリー・ベイトソンの"ロジカル・レベル"(…学習・変化・コミュニケーションなどのプロセスには、階層があり、階層ごとに異なるルールや機能がある。

一般に、上位のレベルが変化するとそれに伴って下位のレベルに変化が生じるとされる。)を、ロバート・ディルツが神経系の情報処理に適用して開発したモデル。

※参考 ニューロ・ロジカル・レベルの活用が不適切な例や、モデルとして不充分な点などについては、Woodsmall(1995), Munshaw and Zink(1997), Michael Hall(1997, 2001)を始め、数多くの記事や書籍で指摘されている(例: 「環境」と「行動」は切り離して考えることはできない、「能力」は「○○すること」であるから「行動」と見なせる、「信念・価値観」というのも名詞化された言葉・概念であって「○○を信じること・○○に価値を置くこと」と解釈できる、「アイデンティティ」も「○○を△△というモノであると信じること」と解釈されるため結局は「信念」に含まれる....こういったことを考えると、レベルごとの分類すらあやふやになってしまう....など)。

盲目的に何でもかんでも、このフレームに当てはめて物事を考えようとすることには無理があるので、どんな目的で、どのように活用するのが望ましいのかを検討することが重要である。

※「ジャングルジム・モデル」を参照

※参考:ニューロ・ロジカル・レベル

認識、認知  / Cognition

知る、学ぶ、理解するなどの情報処理プロセス。 私たちが内的表象(脳内映画)を創り出すプロセス。

認知行動科学  / Cognitive-Behavioral Science

認知科学、行動科学、心理学、数理言語学、脳神経科学、情報科学、コンピュータ科学などといった分野を統合して、ヒトの心や行動を解明しようと取り組む学術分野。 心身システムの機能、認知と行動の相互作用などを研究対象とする。

認識論(知識論、知識哲学)  / Epistemology/Theory of Knowledge

ヒトの認識・知識の起源・構造・範囲(知識の限界)・方法(私たちがどうやって対象とするモノ/コトを知るのか、私たちが知っているということをどうやって知るのか)などを探究する学問。 

NLPは1つの認識論であって、有名な「地図は領土ではない(楽譜は音楽ではない、メニューは料理ではない)」という認識の差異を基礎としている。

脳内マップ/メンタル・マップ  / Map (of Reality)

(経験、記憶、感情、信念等に基づいて、神経学的・言語的に)脳内で形成される各個人特有の世界。 内的表象。 世界モデル。 

ノマド / Nomad:遊牧民

人類は1万年ほど前にメソポタミヤの地で定住民となったが、21世紀に再びノマドとなる者が増える。 ノマドを大別すると3種類あり、エリート・ビジネスマン・学者・芸術家・芸能人・スポーツマンなどの「超ノマド」、生き延びるために移動を強いられる「下層ノマド」、定住民でありながら超ノマドに憧れ、下層ノマドになることを恐れて、ヴァーチャルな世界に浸る「ヴァーチャル・ノマド」である。
[ 出典:「21世紀の歴史」 ジャック・アタリ/作品社 ]

また、近年では、「カフェ、ファーストフード店、交通機関での長距離移動中、レストランなど」で「ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末など」を用いて仕事をする「中小企業の社長、自営業者、会社勤めのエンジニア・デザイナー・記者など」がノマドと呼ばれている。

パズル / Puzzle

論理的にただ1つの正解が決まる問題のことを指す。

※類語として、「なぞなぞ」「課題」「パラドクス」「ジレンマ」「対立」「挑戦」「ウィキッド・プロブレム」を参照。

バックトラック / Backtrack

(自分が話の内容を理解できているかどうか確認するため、また、相手に自分がどんなメッセージを発信したのかについてメタ認識してもらうために)相手から得た情報を声に出して反復(オウム返し)したり、一緒に再吟味したり、要約してあげたりすること。 

言葉だけでなく、姿勢や声のトーンなどについても適用される場合がある。

パート / Parts

体験を基に創り出され、通常は意識の外にあるサブ・パーソナリティのことを指す"メタファー"(隠喩)。  私たちの行動に対する責任について説明を可能にする、私たちの心理のさまざまな側面を指すメタファー。

NLPでは、1人の人物の中に、異なった「人格(キャラクター、個性、ペルソナ、異なる意識状態)」がたくさんがあって当然(…人は多様な人格の集合体)で、どんな状況で、どの自分とつながるかが「多面性」と関係しているのだと解釈し、その1人の人物の中にあるさまざまな「人格」を「パート」と呼んでいる。

何かのきっかけによって特定のパートが表面化するなど、さまざまな状況下で、パートは入れ替わる。 また、現在の自分にとって、つきあいが深いパート、つきあいが浅いパートというのが存在する。 

パートには、それぞれ肯定的で何らかの利益(安全、安心、つながり、安定、お金…)をもたらす「意図」や「狙い」があるが、しばしばパートの間に矛盾や対立(→不一致、一貫性の欠如)が生じる。

そして、葛藤や悩みを生み出す原因として、パートがそれぞれ違う方向を向いているケースも数多くみられる。

パート間の対立は、直接・間接的にフィジオロジー、ホルモンの分泌状況、心拍数、血圧、呼吸、基礎代謝、免疫システムといった神経システムの情報処理に影響を与える可能性がある。

そこでNLPでは、相反するパートに起因する弊害を防ぐために、「いろんなパートに声をかける、いろんなパートの話を聞く、いろんな自分を受け入れる」ということをやる場合がある。

パフォーマンス・コーチング / Perfomance Coaching

外的世界での斬進的な変化をもたらす、行動やスキルなどの習得プロセスをサポートするのが中心の"コーチング"。 

※「意識改革コーチング」「自己開発コーチング」を参照

※参考:Levels of Change

パラドクス / Paradox

一見、相互に矛盾しているように見える状況・考えなどが、併存できること; またその状況や考えの表現を指す。

※類語として、「パズル」「課題」「なぞなぞ」「ジレンマ」「対立」「挑戦」「ウィキッド・プロブレム」を参照。

(情報などを)引き出す、顕在化させる/(特定のステイトを)引き起こさせる、喚起する[←状況によって、意味が異なるので使い分ける]  / Elicit

メタ・コーチング、NLP/NSでは大きく2種類の意味で用いられている。

1つは、質問やキャリブレーションによって、本人の内部で起きている種々のプロセスを発見・検出することである。

もう1つは、言葉・行動・ジェスチャー・質問などを用いて、目的や目標の達成に向けて、特定の心-身体-情動ステイトを呼び起こしたり、引き出したりすることである。

ピーク・パフォーマー / Peak Performer

自身の最高の潜在能力や才能を実現し、なりえる最大限の自分になる人たち。

ビスポーク / Bespoke(n)

bespeakの過去・過去分詞であるbespokeやbespokenという英語のカタカナ表記で、「(服や靴などが)注文の」を意味し、「職人とお客様が対話をしながら創り上げた作品」を指す。

お客様の要望に合わせた紳士服を仕立てるビスポーク・テーラー(注文服店)の略語などとしても用いられる。 米語ではmade-to-order。 反対語はready made(既製の)。

PDCAサイクル / PDCA Cycle

Plan→Do→Check→Actサイクル:計画→実行→評価→改善といった手順で組織活動を行うというマネジメント手法を指す。

ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント(HPM、潜在能力開発運動、人間性回帰運動) / Human Potential Movement(HPM)

ほとんどの人が大部分を未開発のままにしている「人間の潜在能力の開発」を通じて、「幸福・創造性・充実感に満ちた人生(QOLの高い人生)」を送ろうという考えに基づき、「どのようにして人が積極的に成長・発展を遂げるか」ということを調査・研究・実践する、心理学を中心とする分野での運動を指す。

人間の全体性と直接経験を重視して、個人の独自性・創造性・自己実現を強調する立場の心理学。

表象  / Representation

"五感情報描写"あるいは、言葉やシンボル(数式、図...)といった評価を含んだ描写を用いて、私たち自身の心の中で上映される映画、心の中で表現される考えのこと。

表象システム / Representation System

"表象"するために用いられる感覚システム(…"V"isual(視覚)、"A"uditory(聴覚)、"K"inesthetic(身体感覚)、"O"lfactory(臭覚)、"G"ustatory(味覚); 言語のメタ・表象として"Ad"(Auditory Digitalの略)、各種シンボル、数学、図表といったモノのメタ・表象として"Vd"(Visual Digitalの略)が含まれる)のこと、またその感覚システムを用いて各種情報をコード化する方法のこと。

表層構造 / Surface Structure

※ここでは、表面科学や薄膜分野における"表面構造"の解説は除く 変形文法(←特に断らない限り、一般にはチョムスキーによって提唱された変形生成文法を指す)分野の用語で、"削除"・"一般化"・"歪曲"によって深層構造から生じたコミュニケーション(話言葉、書き言葉)を指す。

ファシリテーター  / Facilitator

メタ・コーチの主要な役割。 クライアントの心-身体-情動システムを探求し、種々のリソースを動員することによって、クライアントが望む変化を容易に起こしやすくする人。

クライアントの変化を妨げる障害や制限を取り除き、コミュニケーション・関係づくり・意味の形成・結果の計測・計画の実行・意図の認識・潜在能力の解放・慣れ親しんだモノの見方や習慣を捨てるといった種々のプロセスを通して、セルフ・イメージ、世界モデル、選択能力などの変化に働きかける。

VAK  / VAK

"表象システム"のうち、主要な3つの"モダリティ": "V"isual(視覚)、"A"uditory(聴覚)、"K"inesthetic(身体感覚)の頭文字のこと。

フィジオロジー(生理機能、生理学)  / Physiology

生理機能、生理機能の状態と使い方…筋肉の張り具合・緩み具合、飲食物、呼吸の仕方、姿勢など、すべての生化学的状態と使い方。 身体の使い方。 →感情変化の有力な手段  ※「ステイト」を参照

フィードバック  / Feedback

着目しているシステムからのアウトプットを得て、それを適切なものにするようにシステムの制御を行うことを「フィードバック」と言う。 「フィードバック」とは、本来「出力(信号、エネルギーなど)の一部を入力に返す」ということを指す用語である。 そのため、混ざりもの(主観的評価や意見など)が少ない、純粋な情報(五感情報描写のような客観的事実)が有用とされている。

ここで言う純粋な情報とは、評価や判断と異なり、相手あるいは第三者が(主に視覚・聴覚・身体感覚を用いて)観察・確認できる情報、その場で起きている(可能な限り)客観的な事実に関する情報のことを指している。 さまざまな分野において、成果の向上や関係の改善につながるものとして、「純粋で明確な情報」(フィードバック)を得ることが、非常に重要であることが知られている。

良くない例:「○○の話をしているときは喜んでいた(←観察者の評価(相手が"喜んでいる"ように思った)が含まれているため)」、良い例:「○○の話をしているときに、右頬が少し上がっていたけれど、あのときには何を考えたり、感じたりしていたのですか?」など。

また、何かのパフォーマンスについて「前より良くなった」「5段階評価で4だった」と伝えてもらっても、その後、具体的に何をどうすればいいのかわからないのでは、せっかくの面談などが役に立たなくなってしまう。 こういった発言は、コメントであり、フィードバックではない。
[ 出典:弊社公式Facebookページ、2014年3月5日投稿記事「あなたがやっているのは、本当にフィードバック?」]

純粋で明確な情報であれば、その情報(フィードバック)を受け取った人がその情報をどのように活用するか、主体的に判断する(意識的にか無意識的にかは別として)ことが可能であり、情報発信者からの押し付けにはならない。こういった切り口から、フィードバックは、「自分で考える人財を育成する上で有効である」と考えられている。

※詳細は、ニューズレター第133号第143号を参照。

フィードフォーワード  / Feedforward

一般には、「着目しているシステムのアウトプットがどうなるかを予測して、システムの制御策を決定することなどをフィードフォーワード」というが、NLPやNSやメタ・コーチングといった分野では、「未来のある時点の状況を想像・仮想体験することで得られた氣づきを、現在の目標・計画・決断・信念などの修正に反映すること」をいう。

フィードフォーワードすることによって、課題への取り組みの結果(…未来の出来事)について、より包括的な視点から考えることができる、アウトプットを得てからのフィードバックでは調整が追いつかなくなりそうな事柄への対応を的確にできるなどといった利点が得られる。

副次的効果 / Secondary Effect

副次的効果とは、事前に予測していなかった作用・結果を指し、副作用とも呼ばれる。 実際には、複雑に絡み合った「複数の因果関係」に関する理解が足りていないという状況(しばしば直感に反するような結果ももたらされる状況)を表現しているに過ぎない。

複雑な事象を扱う際には、原因と結果が、時間的にも空間的にも離れていることにも注意を払うよう求められる場合がある。 目的達成や問題解決の支援を行うコーチングでは重要な事柄であるため、合同会社5W1H流「コーチング学習プログラム」では、「システム思考の基礎と図解」の中で触れている。

普遍的数量詞 / Universal Quantifiers

例外の存在を認めず、普遍性を持たせる言葉(例: いつも、みんな、決して〜ない、1人も〜ない など)。 "メタ・モデル"に関係する、言語に関わる用語の1つ。

プライマリ・ステイト / Primary State

何らかの(皮膚の外あるいは頭蓋骨の外の)出来事や活動に対する心身の意識状態。 喜怒哀楽, リラックス/緊張、苦痛/快楽…といったステイトや感情を含む。

※「メタ・ステイト」を参照

プライマリ・レベル  / Primary levels

(評価や判断といった)雑じり氣のない、五感によって得られた情報を基に構成された(皮膚の外あるいは頭蓋骨の外の)外的世界の体験のこと。

※「メタ・レベル」を参照

プラトー / Plateau

一時的に進歩が足踏みする状態を指す。

フレーミング  / Framing

フレームを設定すること。 「参考材料/参照材料」との「比較」に基づく「解釈」のこと。

フレーム / Frame of Reference

通常、日本語としてもよく用いる「frame」(フレーム)という言葉は、「frame of reference」(参照枠、価値判断や行動の基準とする枠組み)という言葉の略語であることが知られている。 

フレームとは、「私たちが、対象とする物事に対して、意味(解釈、評価など)を付与する際に参照している材料(信念、価値観、記憶など)」、「人が内的表 象を形成し、対象とするモノについて認識を構築するために用いる参照材料」、「どういった切り口から対象とする物事を捉えるのか」といった意識的・無意識的な思考の枠組みのことを指している。

認知のメカニズムの解説時には、「frame of reference」の上位概念として、「frame of mind」(心のフレーム;メタ・プログラム)、さらに「frame of mind」の上位概念としての「framework」(フレームワーク;パーソナリティ)を紹介している。

ニューズレター第111号、「フレームワーク質問力(R)」研修セミナーのペー ジを参照。

フレーム・オブ・マインド(考え方、感じ方、態度) / Frame of Mind

繰り返し利用し、慣れ親しんだ思考パターンによって形成された物事の見方、態度、メタ認知。 川の流れのように移り変わるマインド(心)とは異なり、心の中に保たれた信念や意味などを指す。

フレーム(基準系、準拠枠、枠組み、視点)というメガネのレンズ(知覚フィルター)を通して、私たちは物事・世界を認識する。

フレーム掃除 / Frame Clearing

フレームを除去したり破壊したりして、その人の世界モデルに新たなフレームを導入すること。

フレームの対立 / Frame War(s)

現実世界の見方と体験している現実世界が矛盾・対立している状態。

フレームの手掛かり  / Frame Cue(s)

(言語的および非言語的な)信号、(強さ・程度・傾向などの)指標など、相手や関係者が用いているフレームに氣づくための手掛かり。

フレーム破壊 / Frame Break(s)

今まで用いていたフレームを中断させ、破壊すること。

フレーム分析  / Frame Analysis

フレームを検出・分析するプロセス。 フレームを変化させるために要となる部分を見つける。

フレームワーク  / Framework(s)

問題解決をするため、あるいは意思決定をするために用いる、一連のルール・アイディア・信念など。 私たちの物事の取り組み方、性格、態度、モノの見方などを構成する、複数のフレームが組み込まれた体系・整然とした手順。

フレームワーク質問力 / Framework-based Inquisitive Mind…合同会社5W1Hの登録商標

相手のフレーム(理解・判断・分析などの基準となっている体系・枠組み;ものの見方;解釈の切り口;暗黙の前提条件など)を探求し、フレームのズレを調整しつつ、「真実」「解決策」「新たな可能性」を探求する能力。

「フレームワーク質問力」研修の背景にあるのは、「コミュニケーションとは、『意味』のやり取りである」「意味は、『フレーズとフレーム』あるいは 『コンテンツとコンテクスト』の相互作用によって生じる」という前提であり、「どうやったら、適切な質問が思いつくようになるのか?」「何を、なぜ、どうやって、どこまで尋ねればいいのか?」といった学習者の疑問に答える指針を盛り込んだ構成となっている。

フロー  / Flow

持ちうる能力の限界を発揮することが求められる課題を解決する過程や、課題解決に適切な能力を発達させる過程において、喜びや楽しさを感じることのできる充実した没頭状態(の体験)。

フューチャー・ペース  / Future Pace

出来事が実際に起こる前に行う、メンタル・リハーサル(身体の動きを用いることもあるが、主に頭の中で行う実践練習)のプロセス。 本番で練習の時と変わらない成果を出すようにするため、あるいは、自分の無意識が、想定している未来に違和感を感じていないかどうか心身状態のチェックをするためなどに用いる。

ベストプラクティス / Best Practice

ある結果を手に入れるために、最も効率的あるいは効果的とされる実践事例、方法などを指す。

変化信奉者  / Change Embracer

変化のプロセスを恐れ、嫌い、抵抗する人々もいるが、彼らと対照的に、変化信奉者は、変化を望み、喜んで歓迎する。

変化軸(モデル) / Axes of Change

ヒトや組織の、変化のステージ・どのようにして変化が起こるか・変化のプロセスや変化に影響を与える変数にはどういったものがあるか、変化を促進するメカニズムとはどういったモノか…を説明するモデル。

ヒトの変化・成長をサポートするために 抵抗・障害・ぶり返し・再発などに対応する”治療的な変化”を扱うセラピーやカウンセリングのモデルとは異なり、自己実現する人々や企業の”生成的な変化”に対して、主要な4つのメカニズム(…世界的に優れた成果をあげている著名なコーチ40名近くへのインタビュー等を基に、約60種類あるメタ・プログラムのうち、特に主要な役割を果たす4つのメタ・プログラムを抽出)を用いて解析・説明を行う。

その4つのメカニズムに合わせて、メタ・コーチは8つの異なる役割を果たすことで、クライアントの変化・成長をサポートする。

ペーシング  / Pacing

"相手に対して肯定的な感情を持ち、心を傾けてコミュニケーションを図ろうとしているというコミュニケーションの土台が整った上で"、話すスピードを相手に合わせたり、相手が選んで使った言葉を使ったり、現在の体験や相手が大切にしている信念・価値観などに沿って話すことで、相手の脳内世界の一端に加わること。

セミナー等の経験から、ほとんどの方が、異なるスピードで同意見を述べる相手よりも、同じようなスピードで対立する意見を述べる相手の方が、継続的に建設的な議論がしやすいと感じる。

※機械的なペーシングでは相手の反感を買うことの方が多い→「ラポール」「リーディング」を参照

扁桃核(へんとうかく) / Amygdaloid Nuclei

事実に付随する情動を記憶する脳内の部位。

↑主に「情動(≠感情)」に関係。身の危険を感じ、逃げるか闘うかといった判断をする際などに、筋肉に指令を出す(前頭連合野で論理的な判断を下すより早い)。

ベンチマーキング・モデル  / Benchmarking Model

聴くこと・質問すること・サポートすること・カスタマーサービス・ニーズ分析…といった無形のソフト・スキルを、できる限り定量化して運用可能にしようと、拡張したメタモデルの概念を用いたモデル。

クライアントと作成するKPI (Key Performance Indicators, パフォーマンスの鍵となる指標)は、ベンチマーキング特有の表現。

変容 / Transformation

アイデンティティや方向性の完全な変化。

傍観者状態 / Dissociation

記憶を再生したり、新たな体験を想像したりする際に、その状況(考え、表象、メンタル・ムーヴィー、ステイトなど)の中には入り込まず、外側から傍観者の視点で(一般的には感情を伴わずに)、モノを見たり、音を聞いたり、感じたりしているステイト。

これに対して、"当事者状態"は、当該状況の中に入り込み、自分の五感を通じて、モノ/コトを(一般的には感情を伴って)知覚している状態。

ホラーキー/ホロアーキー / Holarchy/Holoarchy

「ホロン+階層」の造語。

ホロン  / Holon

哲学者アーサー・ケストラーが、ギリシャ語の「全体」を表す「HOLOS」と「個」「部分」を表す「ON」を結びつけた造語で、「個と全体との有機的結合」という概念を指す。

マイケル・ホール  / Michael Hall

認知行動心理学で学位を取得したマイケルは、NLP創始者の1人であるリチャード・バンドラーと共に仕事をしていた時期があり、メタ・ステイトやマトリクス・モデルをはじめ数多くのNLPモデルを開発した研究者・実践者・世界を先導するNLPトレーナーとして知られる。

またマイケルは、認知科学の最先端分野の1つであるニューロ・セマンティクス分野の草分け(インターナショナル・ソサエティ・オブ・ニューロ・セマンティクス(ISNS)の創始者)であり、メタ・コーチ・ファウンデーション(MCF)の創始者でもある。

最近では、自己実現心理学の研究者・モデラーとして、21世紀の新たなヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントを推進しようと国際的に活躍している(世界各地で数万人を指導)。

机上の空論を展開するだけの研究者は多いが、自分自身で講演・各種ワークショップ・執筆活動を行いながら、不動産と出版の分野における起業家でもあるマイケルの解説には説得力がある。

マッチング  / Matching

ラポールを築いたり高めたりするために、身振りや言葉といったさまざまなコミュニケーションの内、相手の特徴と思われるモノを採用・借用すること。

例: 同じ表現を用いる、同じ姿勢をとるなど。
※機械的なマッチングでは相手の反感を買うことの方が多い→「ラポール」を参照

マトリクス / Matrix

マトリクスとは、「ヒトの機能を理解するための全体論的なフレームワーク」「私たちに埋め込まれたすべてのフレームの総和」。 私たちが生きている"(いわゆる)現実"を指す。

私たちが物事・出来事について持っている「モデルや脳内マップ/メンタル・マップ」といった種々のメタ・レベルのフレームを通して解釈した結果として認知している「(各自の脳内で創り上げた)現実」について語るときに用いるメタファー。

物事をあるがままに見るのではなく、私たちの信念(「○○とはこういうものだ」など)や概念に則って世界を捉えるため、自身が持っているパラダイムに対して盲目となりがち。

私たちがフレームを通して知覚的に、精神的に、感情的に創り上げる“特定の事柄に対するコミュニケーション(内的表象や 内部対話など)”について考える際に、マトリクスという概念・表現が便利になる場合がある。

"マトリクスによって、私たちは概念的で意味のある世界を創り上げ、その世界の中に住んでいる"と考えることで、ヒトのさまざまな機能について、認知行動科学的な視点から理解しやすくなることがある。

NSでは、メタ・レベルのフレームを構築することで、私たちは自身のパラダイムに盲目的となり、「在るがままの事象」ではなく、「自身の考えや概念というレンズ(=パラダイム)を通して世界を把握する」ようになると考える。

メタ・コーチングでは、「自身」「ステイト」「力(能力)」「時間」「他者」「世界」「意味(価値)」「意図(目的)」といったマトリクスを用いる場合がある。

マトリクス・モデル / (The) Matrix Model

私たちの個性・態度・認識の本質を構成する8個のマトリックスが別のマトリクスに埋め込まれているというモデル(3つのプロセス・マトリクスと5つのコンテンツ・マトリクス)で、人間の機能を理解するための"全体論的"な"フレームワーク"を指す。

"ニューロ・セマンティクス"(NS、神経意味論)の分野において、ヒトの機能を理解しようとする全体論的な(思考、感情、行動、感情…はお互いに密接に影響を与え合っているとする)フレームワークとして活用するモデル。

発達心理学が基礎となっており、メタ・コーチングでも「自身」「ステイト」「力(能力)」「時間」「他者」「世界」「意味(価値)」「意図(目的)」といったマトリクスを用いる。

マトリクス・モデルを用いることで、意味を形成する際のクライアント特有のパターンを見つけて働きかけ、クライアントの心-身体-感情システムの変容や強化を促進する。

マネジメント  / Management

ヴィジョンや価値を日常の行動に翻訳し(具体的に落とし込み)、実行プロセスを管理すること。

※リーダーシップの項目を参照

※参考 「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー著には、「マネジメントは手段に集中しており、どうすれば目標を達成できるかという質問に答えようとするもの」、「マネジメントは物事を正しく行うことであり、リーダーシップは正しいことをすることである」、「いかなるマネジメントの成功も、リーダーシップの失敗を補うことはできない。」という解説がある。

MECE(ミーシー、ミッシー)  / MECE (Mutually Exclusive and Collective Exhaustive)

世界的に有名なコンサルティングファームのマッキンゼー・アンド・カンパニーが考案した、問題解決のためのフレームワークで、「ダブりなく、漏れなく」を意味する。

※日本語では、「漏れなく、ダブりなく」の順で知られている。

ミシェル・デュバル / Michelle Duval

国際的に活躍するマスターコーチ、スピーカー、トレーナーであり、世界で最も急成長しているコーチング組織” Equilibrio”のCEO、そして、マイケル・ホールと共にメタ・コーチ(TM)財団(MCF)の共同創始者でもある。

また、彼女はオーストラリアの国際コーチ連盟(International Coach Federation: ICF)専門的能力開発プログラム設立委員会の議長や、2000〜2001年のICFシドニーの共同理事長を務めた経験がある。

ミスマッチさせる / Mismatching

話の方向を変えたり、話を中断したりすることを狙って、相手と異なる言語/非言語のパターンを取り、"ラポール"を破ること。

ミラーリング / Mirroring

"ラポール"を築くために、自分が相手の鏡像になったかのように、相手の身体の使い方・声の調子・用いる述語などをマネすること。 実際には、ワンテンポずらしたり、足と手を変えてマネしたりすることが多い。

ただ、NLPを学んだという人の中には、わざとらしくミラーリングをやる人もいて、相手を不快にしてしまうこともある(相手がバカにされているように感じてしまうこともある)。

相手や話の内容に、本当に興味・関心を持ってコミュニケーションを図っていると、意識しなくても、結果として、ミラーリングができていることが多いので、私自身は意識して実施することはない。

ミルトン・モデル  / Milton Model

相手の経験にペースを合わせながら、相手がコミュニケーションの内容を快く受け入れて反応しやすくすることを目指して用いる言語パターンの体系。

わざと曖昧な言葉を用いて(新しい"削除"・"一般化"・"歪曲"を生み出し、コミュニケーションの抽象度を上げて)相手にその解釈を任せることで、相手の無意識のリソース(経験、知識、スキル、記憶、感情...)を活性化したり、相手が自身の内部に意識を向けること&その状態を保つことに貢献したりする。

名詞化 / Nominalization

本来は"具体的なプロセス"であるはずのものを"抽象的な名詞"にしてしまうこと。 適切に用いないと、わかったようで何だかよくわからないコミュニケーションに終始してしまう。

名詞化の例: ○○ということを信じる→「信念」、A・B・C…という具体的な行動を取ること→「経営」、 △△を行うことができる→「能力」…など。

わかったようでわからない名詞化コミュニケーションの例: 「わが社の価値創造は、先取と改革による絶えざる発展を礎としている」など。

メタ / Meta-

"above", "beyond", "about"を指す接頭語; ある考えに対する考え、ある感情に関する感情など、より高次の何かを指すときに用いる接頭語。

NLP、ニューロ・セマンティクスやメタ・コーチングの分野では、ニューロ・ロジカル・レベルのレベル間の関係(より高位の)を指すことも多い。

こういった文脈で"メタ"という語が使われるようになったのは、グレゴリー・ベイトソンによって行われた、さまざまな文化や統合失調症に関する構造解析的研究が発端であったと言われている。

メタ・コーチング®(日本では、国際ニューロ・セマンティクス協会と合同会社5W1Hの共同出願による、登録商標) / Meta-Coaching

心理学的な裏づけのもとに、マインドセットやスキルがフレームワークという形に体系化されているコーチングの体系。 メタ・コーチは、「NLP(神経言語プログラミング)」や「NS(ニューロ・セマンティックス、神経意味論)」を学んでいるため、「変化のモデル」について、「人がどう機能し、どのようにして周囲に影響を与えるのか」について、「心―身体―感情の有機的なシステム」といった観点から理解してる。

そのため、メタ・コーチングでは、従来のコーチングと異なり、対象とする体験の「内容(コンテンツ:WhatやWhyといった疑問に答える出来事の詳細)」と「構造(コンテクスト:出来事が発生して、そのコンテンツに意味を与える枠組み。出来事の認知・解釈の仕方。)」を区別して取り扱う。

つまり、利用者が関係している特定分野の「専門知識・スキル」や「コンテンツ(ストーリー)」だけではなく、「出来事/意味の解釈・体系化」といった「(利用者の関心・焦点を支配している)構造・プロセス」の専門家、「変化」の専門家として、利用者の「アウトカムの達成」、「(信念・価値観レベルの)意識の変革・人間的な成長」をサポートする。

また、従来型のコーチングでは、ほとんどの場合、「行動」や「パフォーマンス」にだけ注意を払うのが現状だが、メタ・コーチングでは、「フレーム」、「ステイト(心身状態)」、「感情」、「信念」や「価値観」などにも注意を払う。

そして、世界中の多くのコーチング・スクールやコーチング・プログラムが抱えている「 フレームワークの不在という問題 」を解決しようと、メタ・コーチングでは、さまざまな心理学をその基盤に組み込んでいる。

メタ・ステイティング・パターン / Meta-Stating Pattern

基本的な流れ: リソース(考え、感情、信念、価値観、記憶、想像...)に満ちた"ステイト"にアクセスし、そのステイトを増幅した上で"アンカー"を作成。

→新たなアンカーとして作成した"リソース"を、別のプライマリー・ステイトに適用(…メタ・レベルのアンカリング)。

→何層かに重ねられた意識のステイトに入り、"フューチャー・ペーシング"。

→この新しいリソースを得たステイトを通して、違和感や葛藤などがないかなど、"エコロジー・チェック"。

→内的世界で経験したモノ・コトを、外的世界で実現するために活用する。

メタ・ステイト  / Meta-State(s)

ステイト(心身状態)に関するステイト。 怒りに対して平静を保つ、愛情を感じることを大切に思う、学びを喜ぶ…など、"プライマリ・ステイト"(喜怒哀楽, リラックス…といった感情を含む心身の意識状態)に対する「再帰的意識(思考・感情)」を含んだ状態。

メタ・ステイトは、私たちのパフォーマンスを支配する意味形成"マトリクス"を生み出す。 上位の"ニューロ・ロジカル・レベル"の現象が、下位レベルに影響を与えること(管理、調整…)を明示的に表現したのが、マイケル・ホールの「メタ・ステイト・モデル(1994/1995)」。

メタ・ステイト・モデルは、体験の複雑さ(重層構造の体験)、思考―感覚の重層性・再帰性などを説明できるようにし、「前提的な生き方を支配している無意識の枠組みがいかに重要か」、「上位レベルで発生する内的プロセス・メカニズム」を明らかにするのに貢献した。…"タイムライン"、映画の巻き戻し、"エコロジーチェック"、"ミルトンモデル"、コアトランスフォーメーション…などもメタ・レベルのテクニック、スキルに該当。

"アクセシング・キュー"、"感覚の叙述語"、"フィジオロジー"(非言語メッセージ)といった手掛かりから、自分・相手が、"表象システム"と"サブモダリティ(正しくは、メタ・モダリティ)"をどのように使って、多様な心身状態(神経言語的状態)を生み出し、皮膚の外の世界・出来事を体験しているのかを理解することで、主観的体験を生み出しているパターンと効果的に取り組むことができる(自分にとって望ましい成果をもたらすパターンを身につけることが容易になる)。

※「プライマリ・ステイト」を参照

※参考:
NS(ニューロ・セマンティクス、神経意味論)とは?
プライマリ・ステイトとメタ・ステイト

メタ認識 / Meta-awareness

ステイトに対するステイトの意識。 考えや感情に対する再帰的な意識。

メタ認知 / Meta-Cognition

自分自身の思考・感情・言動を客観的に把握・認識すること。深く自己を省みる「内省」時などに用いられる。

メタファー(隠喩) / Metaphor

話、比喩、寓話、直喩、比較を含意する寓話などによる間接的なコミュニケーション。 主に相手の意識による抵抗を回避するために用いる。

Metaphorという言葉が "carrying (phorein) over (meta)" から来ていることでわかるように、類似の深層構造を有する経験や出来事を通して、直接的に伝えても相手が受け入れづらい内容(表層構造)を受け入れやすくする。

メタ・プログラム  / Meta-Program(s)

私たちが情報を分類したり処理したりする際に用いている知覚のフィルター; 何に意識を向けるか(注意を払うか)を支配している知覚プログラムのこと。

さまざまな刺激や情報を整理し、何に意識を向けるのか(何を知覚し、何を知覚しないかという注意の向け先、物事の解釈の仕方、慣れ親しんだ思考パターン)に関して支配的な役割を果たす。

信念、価値観、記憶、感情などに基づいて、その人その人のメタ・プログラムが形成される。

(思い込みや盲点なども生み出す)「慣れ親しんだ思考パターン」は、人や組織の変化を促す上で重要な役割を果たすことが多いため、合同会社5W1H流「コーチング学習プログラム」の中でも扱っている。

メタ・モデル  / Meta-Model

削除・一般化・歪曲によって曖昧になったコミュニケーションの正確さを回復させるために用いる、12種類の言語パターンのこと(拡張メタ・モデルでは22種類)。

情報発信者という色眼鏡を通して伝えられた情報の、色眼鏡を取り外し、1次情報・原体験(先入観や信念などの影響を受ける前の、五感を通して得られた情報によって表現された体験)を共有するための質問フレーズ集。

メタ・モデルは、意識の深層構造と表層構造のギャップを埋め、相手をトランス状態から覚醒させ、話の中身を具体的にする。 1975年にリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーによって取りまとめられた、NLP最初のモデル。

メタ・レベル  / Meta-levels

私たちの内部で経験している、(アイデンティティ・信念・価値観など)概念に関わる意識のレベル。※「プライマリ・レベル」を参照

メラビアン(マレービアン)の法則  / Mehrabian's Law

日本でかなり広く誤解されている法則。「コミュニケーションにおいて、言葉がメッセージ伝達に果たす割合が7%、声のトーンや口調が果たす役割は38%、ボディーランゲージが果たす役割は55%」というのは誤解であり、アルバート・メラビアン(原音に近いのはマレービアン)本人のウェブサイトでも認めているので、詳細が知りたい方は実験内容等を確認されることを勧める。

コミュニケーションを行う際、確かに非言語メッセージも重要ではあるが、(文章ではなく単語だけを用いた、感情や態度の伝達を扱う実験により得られた結果; 言語メッセージと非言語メッセージに不一致があるときに非言語メッセージを重要視する...といった)限られた種類のコミュニケーションについて得られた知見を、一般化して扱ってはならない。

※メラビアンの法則に基づいた内容の研修やトレーニングを行っている、NLPトレーナー・コーチ・研修講師を見かけたら、この内容を教えてあげてください。

メンタリング  / Mentoring

特定分野において、師匠(経験が豊富な人、メンター)と弟子(経験の浅い人、被保護者)の関係にある人々の活動(…すべきことやすべきでないことといったアドバイスや個人的体験のシェア)。

メンタル・モデル / Mental Model

分野によっては、「ある領域の認知地図」「経験を分類するための類型方法」「取りうる行動を選ぶための筋書き」「言葉を解釈する論理構造」「出会う人々の属性」など、さまざまに異なる意味を指す場合がある言葉。 弊社流コーチングで扱う「システム思考」の文脈では、メンタル・モデルは、「システムにどのような因果関係のつながり構造があるか、システムの境界をどこに設定するか(どの変数をモデルに含み、どの変数を含まないか)、想定する時間域はどのくらいかについての考え方」(…コーチングで扱う対象をどのようなフレームで捉え、考えているのか)を指している。

(経験、記憶、感情、信念等に基づいて、神経学的・言語的に)脳内で形成される各個人特有の世界であり、メンタル・マップ、脳内マップ、内的表象、世界モデルなどと言われることもある。

モダリティ、様相  / Modality

視覚、聴覚、触覚など、それぞれの感覚系内で生じる知覚体験の総称。

モデリング / Modeling

自分が望む結果を得ている人を見つけて、その人がやっている他の人と違うこと(違いをもたらす違い; "信念"、"内的表象"、"ストラテジー"、内部対話、生活習慣、食習慣、行動など)を見極めて、それをマネること。 加速学習の基礎でもある。

モデル / Model

取捨選択された情報に基づく1つの仮説。

対象としているシステムやプロセスのメカニズムや機能を理解・説明・再現するのに役立つ理論的な表現。

物事がどのように機能しているのかについて表現したもので、対象としているオリジナルのモノの本質を(削除・一般化・歪曲によって)抽出してシンプルにしたモノ。

パラダイムと呼ぶ場合もある。

問題 / Problem

「あるべき姿(必然性・信頼性を満たす望ましい状況)」と「現状」のギャップ(既に発生している望ましくない状況)を指す。

例:「大きな岩が道をふさいで先に進めない」という状況

構造(問題症状どうしの関係や根本原因、前提など)を見極めること、課題と区別することが重要である。

誘発者 / Provoker

変化軸モデルの「決断軸」の上で、"メタ・コーチ"が果たす2つの役割の内の1つ。 コーチング・セッションの目的を達成するため、現実を直視する自我の強さを目覚めさせ、変化・成長・実践への決断や決心といった反応や態度を引き出すサポートを行う。

準備の程度を検証したり、あえて方針に異議を唱えたりして、本人の実行の意志に変わりがないことを確認すること・強化することで、"コミットメント"(100%徹底的に関わり、責任を取ること)を引き出す。 (時には、いじめたり、悩ませたり、からかったり、冷やかしたりしているように思えるくらいの態度で接するのが有効な場合もある。)

優先システム / Preferred system

体験について考えたり、内的世界で体験を構築したりする際に、その人が通常用いる表象システムのこと。

ラポール  / Rapport

この相手となら話し合っていっても良さそうと思える感覚が持てている状態; 脳内世界の一部共有ができている状態のことを指し、「精神感応」とも呼ばれる。 一般的なコミュニケーションでは、「約束を守る」などいった経験を重ねて、ラポールを強化し、「信頼関係」に育てていくことが重要だとされている。

一般には、次の3つの要素がそろったときにラポールが構築/形成される。(1)お互いに対する心の傾注
(2)肯定的な感情の共有
(3)非言語コミュニケーションの同調

ラポールの構築/形成の "結果" として、"マッチング"・"ペーシング"などが確認されることが多いようである。 話すペースなどを相手に合わせることによってラポールを構築/形成しやすくなる場合もあるが、機械的に相手の動作や姿勢を真似ても、ラポールが生まれない場合も多いことに注意する必要がある。

相手に対して肯定的な感情を持ち、心を傾けてコミュニケーションを図ろうとしているというコミュニケーションの土台が整っていれば、相手の動作や姿勢を真似ることで、自分が相手と似たステイトに入りやすくなるため、コミュニケーションが進むにつれて、ラポールが生まれやすくなるといった理解の方が実際的であると弊社では考えている。

※ラポールの3要素についての参考 "The Nature of Rapport and its Nonverbal Correlates", Linda Tickle-Degnan and Robert Rosenthal, Psychological Inquiry 1, No.4(1990), pp.285-293

※「ペーシング」「リーディング」「ステイト」の項を参照

リソース / Resources

知識、経験、スキル、ヴァイタリティ、エネルギー、お金、時間、人脈、新たに登場したテクノロジー、ストラテジー、機会…など、アウトカム達成のために活用できるすべての「資源」を指す。

リソースフルなステイト / Resourceful State

自分(たち)自身が、"アウトカム"達成に充分なだけの"リソース"を持っていると感じ、効果的に対処できるという自信を持ち、自身の最高のパフォーマンスを発揮できると思えるステイト。

リーダーシップ / Leadership

リーダー(関係者に影響力を発揮する人)の果たす機能あるいは地位であり、"リーディング"活動であり、進むべき方向性を定めて関係者と共にその道を歩む活動である。  ヴィジョンを描くことであり、フレーミングをすること。 関係者の認識をコントロールすること。

また、「フレーミング」後、「やらないこと」(アウトソーシングすること、取り組まなくても大きな問題が生じないこと)と「優先して取り組むこと」を明確にし、関係者の「モチベーション」を高め、関係者が「主体的な行動」を起こすための状況設定を行う(プロジェクト始動時に中心的役割りを果たすなどして、慣性や勢いを生み出す...)という「能力(←学習によって習得可能)」も指す。

※参考 「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー著には、「リーダーシップは望む結果を定義しており、何を達成したいのかという質問に答えようとするもの」、「マネジメントは物事を正しく行うことであり、リーダーシップは正しいことをすることである」、「いかなるマネジメントの成功も、リーダーシップの失敗を補うことはできない。」という解説がある。

リーディング(リードすること) / Leading

相手との間にラポールを築いた後、自分の言動によって相手が従ってくるようになること(…「自分が変わってから、相手が変わる」という形の、影響力の発揮方法)。

※「ラポール」「ペーシング」を参照

リフレーミング / Reframing

"フレーム"を変更することによって、異なった視点から言葉・現実・経験を解釈し、新たな意味を与えること。 どんな状況、どんな内容であっても、それを自分や関係者に力を与えてくれるように、将来のヴィジョン、少なくとも次の行動ステップが描けるように解釈する。

また、「出来事や体験に対して意味を与えているのは私たち自身だ」という前提に立ち、焦点の当て方を変えることで、体験の持つ意味を改めて定義することを「内容のリフレーミング」、一見、困った行動に思えるその行動が、いつ・どんな状況で・誰に役立つのか?について考えることを「状況のリフレーミング」という。

るつぼ(クルーシブル) / Crucible

継続的な学習の成果が入り混じる、変容のための“るつぼ”。

ダイアローグ関係者間に創り出された、本音・信念・感情・欲求・調査分析の結果・学習成果・氣づきなどといったさまざまな思考の材料が入り混じり、反応し合う思考の場。

人物非難などに陥らず、ダイアローグ参加者の関係を良好に保持しつつ、何を話しても大丈夫だと信頼できる「安心感」が得られ、目的の達成に向けて、建設的な会話を進めることのできる場。

ループ(輪、環) / Loops

言葉・概念の定義・物語・メタファーなどが、それ自体の最初に戻り、輪や環のようになっている状態。 "開ループ"は終わりがなく出口を失って堂々巡りをするが、"閉ループ"にはプロセスの終了あるいは結末がある。

※「フィードバック」「フィードフォーワード」「T.O.T.E.モデル」を参照

レバレッジ / Leverage

少ない力で大きな効果を生み出す「てこの作用」のことを指す。

歪曲(わいきょく)  / Distortion

一般的には「事柄を意図的にゆがめ曲げること(…広辞苑 第五版)」をいうが、メタ・コーチングやNLP/NSといった分野では、私たちが自身の体験について言語を用いて表現しようとする際、一般化したり理論づけたりする過程で、事実関係などを不正確に表現してしまうこと(知覚フィルターを通して情報を得て、神経学的・言語学的に、その主観的な体験を表象する際に、例えば自身の信念等に沿った形で、変更を加えてしまうプロセス)を指す。 このプロセスによって、さまざまな制約が生じたり、リソースが生じたりする。


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